ヴァリエーションが好きやねん vol.2

矢納谷 18.8.26




この界隈の谷は、上谷、イツボ谷を経験済み。
上多古本谷は、沢泊を伴う行程の長い遡行を要求されるので未踏。
今回の矢納谷は随分と前から計画していたが
優先順位から毎年こぼれていた。

● ● ●

上多古林道が土砂崩れのため進入できず、
イツボ谷との出会い付近に車を駐め、入渓地点まで1時間近くの林道歩きを余儀なくされる。
この林道歩きは予定していなかったので、行程に大きく響いた。

入渓9時45分。
古びた鉄板の上を恐る恐る渡り、矢納谷左岸の柤道を進む。
前方に豪快に水量を落とす矢納滝。




矢納滝を左手に見ながら、巻き終えた辺りから川床に降り立つ。




数日前の台風&雨で半端じゃない水量、大小いずれの滝も迫力満点。

くねくねした2段の滝は右から巻く。







ゴーロ帯の中の連瀑が実にきれい。




朽ちた梯子。
左は登り。
右は下りの時で、ザイルを出して懸垂下降。
トラロープが何本もぶら下がっているが危なっかしい。




黒い岩に豪快に飛び散る水しぶき。
とにかく滝、滝、滝。




そしてお目当ての昇竜ノ滝。
両岸立って迫力度&ビジュアルは満点。




少し下って左岸を大きく高巻く。途中ケーブルの跡の鉄骨あり。




大きな釜を擁した8mの滝。
先行グループがザイルを出して後続の最後を引っ張り上げていた。

水量も多いし巻こうと思ったが、なためさんが行く気まんまん。
トップが出したザイルを頼りに後続の3人がシャワークライム。
登っている時、水が耳に入らないかひやひやだった。
2人は左から巻く。









赤ナメクチキ滝手前の左岸から無名滝。
刹那こちらが赤ナメクチキ滝かと思うほど美しい。




そしてその奥に本命の赤ナメクチキ滝。
舌を噛みそうな妙な滝の名前の由来が腑に落ちた。
この辺り一帯の岩が何故か赤っぽい。




赤ナメクチキ滝を巻き終えたところで
遅めの昼食タイム。
冷えた身体は太陽光が恋しく、木漏れ日を求めて座る場所を決める。

遡行終了のコーリン滝まであと1時間くらいかかるみたい。
コーリン滝まで行きたかったが、予定外の林道歩きがここで響いてタイムオーバーとす。

下山の前に恒例のメモリーショット。


しおちゃん、YASSAN、エモリン、まめちゃん、なためさん、小生

この谷の核心は下山。
薄い踏み跡らしきものを探しながら下って行くが、踏み跡を見失うことしばしば。
尾根通しの下山なら慣れたものだが、尾根斜面に作られた柤道は難しい。
GPSを携帯していても悩ましいルートファインディングだった。

駐車地点16時50分。



  1. 2018/08/29(水) 00:14:51|
  2. 沢遡行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

滝川本谷下部遡行 18.8.5




過去何度か計画を立てつつも、天候不順で流れたところ。
今回は猛暑の最中、涼を求めての計画。

● ● ●

9時前に笹の滝の駐車場前に着。
時間もたっぷりあるので、とりあえず日本の滝100選の笹の滝を見学。
見学を終えて駐車場にもどり、入渓準備をし、トイレ横からカリヤス谷に下り立つ。(9時15分頃)
カリヤス谷と滝川本谷下部の出会いは目前。




第一印象、明るくてきれい。
倒木などがない。




さっそく幅広の滝。
泳いで左から上がる。
今日は泳ぎがメインなので念のためフローティングベストを着用。
前回渋川の水は生温かったが水温はやや低め。さすが大峰の沢と言ったところか。




前方に見事な渓谷美を讃える廊下の奥に滝。
それを見んがために20mほど泳いだか。




つるっとした滝はホールドがない。




その滝を攻略すべく泳いで左岸に取り付こうとするが流されて叶わない。
しかも足下は届かず抉られているので太刀打ちできないとか。
二人がチャレンジしたがダメなようだったので僕は試さなかった。(笑)




その滝は左岸から巻くが残置が一カ所。

巻いたところから下を覗く。




泳がずに左の岩壁の上を歩くことができたが、とにかく泳ぐ。




水のきれいさは前鬼川のそれと甲乙つけがたい。




日照りした広いスラブのナメの上。













左岸の壁から簾状の滝。




遡行終了地点に大釜を擁した不動の滝。
見事としか言いようがない自然の為すオブジェのよう。
釜には大きな島が浮かぶ。




その不動滝をバックに恒例のメモリーショット。



左からウォンタさん、なためさん、小生

釜に浮かぶ島に上がって昼食タイムにしたかったが、誰もそれを口にしなかった。
島に上がるのに泳がなければならない。
それまで十分に水に浸かったので浸かりたくなかったのかも。(笑)

食事をしながら左岸の上を見上げるとガードレールが目に入る。

遡行距離は実に短い沢だったが、水よし、釜よし、ナメよし、滝よしの言うことなしの滝川本谷下部遡行だった。

13時過ぎに駐車地点。
  1. 2018/08/08(水) 16:37:19|
  2. 沢遡行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

渋川遡行 18.7.15




海の日の3連休は愛媛の面河渓へ行く予定だったが
豪雨被害のことを考えると行く気になれなかった。
代替えとして日帰りの鈴鹿の渋川に変更。
遡行距離の短い割にはタフな遡行を強いられた沢だった。

● ● ●

愛郷の森の最奥の駐車場を9時15分頃レディゴー。
駐車場の裏が入渓地点。最初は単調な川歩き。




堰堤を2つ越える。




2つの堰堤を越えたあたりから渓相が一気に変わる。




最初の難関は3mの滝の横に鎮座する三角おむすびのような壁。
残置のロープがあるが左隅の凹角から攻めてそれを頼ると
右に一気に振られてしまう。
先にチャレンジした二人が振られるのを見て
リーチのある小生が残置に頼らず凹角を攻めて岩壁の半分の高さに立つが
残りの半分を乗り越えるパワーが出ない。
顔の目の前に残置のハーケンがあったのでビレイをとろうとしたが
片手でシュリンゲをほどくのに手間取った挙げ句にそれを滝壺に落としてしまう始末。

なんとか最後の力を振り絞り強引に登りきり
ザイルで一人ずつ引き上げて行ったが
体力の消耗したことと言ったら・・・。







2段8mの滝は豪快に水を落とす。




その滝の前で恒例のメモリーショット。


エモリン、YASSAN、なためさん、小生

一見攻略が難しそうだが右岸の壁を伝い乗り越える。
テラスからの一歩が微妙だったのでトップにシュリンゲを出してもらう。




2条の滝はこの沢で右岸を唯一高巻きした。




ハング気味だが残置のザイルがあり、
足の置き場もしっかりあるので写真を見て感じるような難しさはない。(笑)




支谷から流れ込む形のいい多段の滝。




今回一番消耗した3mの滝。
最初エモリンが右岸の微妙なトラバースに挑戦するが引き返す。
なためさんがその微妙なトラバースにチャレンジする間
僕はつるつるの右の壁をエモリンの肩を借りて強引に登りきる。
登りきった壁の右側に新しいハーケンがあったのでそれを支点に
下に残ったエモリンとYASSANを引き上げるが
僕一人の力では引き上げることができない。
結局なためさんと二人掛かりで引き上げることにしたが
引き上げたあとは最初の3mの壁で引き上げたのと同じように
身体は疲れ果てていた。




樋状の滝。残置あり。
その残置を頼らなくても登ることができた。




遡行終了近くの廊下で遊泳したが水は生温かった。




林道の橋が見えてきたところで遡行終了。
そこで昼食タイム。
食後は沢装備を解いて林道歩きを経て駐車地点へ。
14時駐車地点。

渋川、要所要所に真新しい残置があったが
その残置を使ってでも登りきるのに手間取る体力、持久力の無さを思い知らされた今回の遡行だった。



  1. 2018/07/17(火) 22:19:16|
  2. 沢遡行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

ヒミズ谷遡行 18.7.1




梅雨時の鈴鹿の山はヒルの活動が盛んになるので
避けるのが賢明なのだが、天気さえよければ
念入りにヒル対策をすればなんとかなるだろうと。

ヒミズ谷は高巻きを強いられるような大滝はないが
水線に沿って登れる小滝が多く
蒸し暑いこの時期、遡行するのには最適だった。

● ● ●

西明寺の駐車場に車を駐め、9時前にレディゴー。
ヒミズ谷出合い小屋前のベンチで入渓準備をする。
入渓準備をしたあと、登山道に沿って足を運ぶ。
堰堤を過ぎた辺りで薄い踏み跡があったのでそれをなぞるように谷に下りた。




前日に雨が降ったみたいで、適度に水量も多く水浴びをするのに格好の条件。




釜をそれぞれのへつりで落ち込みに辿り着くと
水線に沿ってトラロープが垂らしてあったのでそれを利用。




トップがお尻を持ち上げてもらっているのを尻目に
左の岩を偵察すると白線に沿って簡単に登ることができた。(笑)




滝の右から登る者、左から登る者
それぞれの判断でチャレンジできるので楽しい。




苔むしたような雰囲気のV字谷。







ホールドがしっかりとれる連瀑帯。




下の写真を撮ったあたりで気持ちのいい水の流れも細って行った。




恒例のメモリーショットは



ウォンタさん、YASSAN、なためさん、小生

高度830辺りで食事タイム(12時15分)。

食後850の二股を目指すも水の流れはほとんどなし。
高度920で左岸の明るい頭上を見やると
登山道の道標が目に入ってきたので
谷を最後まで詰めるのを止めて入渓装備を解く。

登山道に上がって綿向山のピークを踏み
表参道を下山する予定だったが
水無山経由の北尾根を下山することにした。




随分前に雪の時期に北尾根経由で綿向山に登ったことがあるが
一部林道を歩いたことが記憶に残っている。
その林道は出てきたが、急斜面の山腹にトラバース気味に作られた登山道は
無雪期でも初心者を引率する場合はちょっとリスキーな道かなと。
積雪期は山腹の斜面じゃなく尾根通しにルートを取るのだろうが。

14時45分下山。

今回懸案のヒルの吸血は親指と人差し指の間の1ヶ所だけで済んだので
個人的にはよかったが、
あと二人は数カ所あったとか。



  1. 2018/07/03(火) 21:33:49|
  2. 沢遡行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

矢原川中俣遡行 18.6.17




矢原川は2年前、本谷を遡行した。
今回は中俣谷。
本谷の時は南向きの谷にもかかわらず少し暗いかなという印象を抱いたが
遡行は楽しめたという記憶があったので
今年の初沢として中俣を選択。

● ● ●

坂本の棚田の駐車場でスタンバイし8時30分レディゴー。

坂本の棚田は日本の棚田百選に認定されているが、
棚田の後継者がいないのか田植えをしていない草地同然の棚田が目についた。
2年前は美しい棚田の光景が広がっていたのに・・・。

駐車場から一時間近く入渓地点まで歩く。
その間早速ヒルの洗礼を浴びる。
直前に雨が降ったらしく落ち葉に埋もれた林道はヒルが蠢くのに格好の条件か。
何人かの足下にヒルが食らいついた。

矢原川の道標の前で入渓の準備をし、
9時30分頃沢に下り立つ。




しばらくは単調なゴーロ歩き。




小滝が出て来るとやっと沢遡行を楽しめる雰囲気に。




大半の滝が直登できそうなものが多かった。

一見下の写真の小滝は簡単に登れそうだが
オーバーハングになっているので最初の一手が出ない。故に右のルンゼから巻く。

今回巻いた滝は三つ。
下の小滝とあとに出てくる8mと20mの滝。




水害の爪痕が凄まじい倒木の山を越えると別世界。




ナメが続く。
水も思ったほど冷たくなくフリクションもよくきき歩きやすい。







天気予報は快晴だったが、亀山地方は予報が外れてあいにくの曇り空。
すかっとした青空の下を歩きたかったけど。

トップとセカンドが頑張ってくれたので後続は楽チン。








8mぐらいの滝を核心の滝だと勘違いしてメモリーショットを納める。(笑)





YASSAN、なためさん、ウォンタさん、sakoさん、まめちゃん、小生

メモリーショットを納めた8mの滝は右から巻く。

沢に下り立ったあとしばらく歩を進めると前方に中俣最大の一条の20mの滝。

今回の核心はこの大滝の巻き。
左のルンゼから巻いて行く。

トップのなためさんが20mのザイルを携えてルートを作るが
傾斜の立ったところもあったり、
掴んだ立ち木が腐っていたり、
足下の小石が落ちて来たりとやっかいだった。

全員が巻き終えるのに少々時間を費やしたか。

巻き終えたところで昼食タイム。

昼食後、詰めの目処にした高度580の分岐を目指すも目前。

沢ナビでは詰めるのに右俣を推していたが
その先に見どころのある滝もなさげなので
僕たちは沢を離れ二俣から右に伸びる尾根に取り付くことに。

取り付いた斜面を乗り切ったところに痩せ尾根があったが
それを乗り越えると登山道までは明白な稜線歩きだった。

南北に伸びる登山道に合流したあとは坂本の集落を目指して下って行くのみ。
今回は高度400から谷に下りる道があったのでそれを選択したが
前回歩いた尾根通しよりも歩きやすく正解だった。




15時30分、棚田の駐車地。

入渓前後にヒルの洗礼を受けたが、
今年初の沢としては十分に楽しめた沢だった。



  1. 2018/06/19(火) 21:07:12|
  2. 沢遡行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ