ヴァリエーションが好きやねん vol.2

尾瀬・至仏山~燧ヶ岳周回 18.5.3-6



▲5日の早朝、竜宮小屋から眺める至仏山

計画が連続して2回流れたため
久々のブログアップです。

今回の山行、核心は山登りよりもゴールデンウィークの高速道路の渋滞をどうするかだったが
往復とも肩すかしを喰らうほどスムーズに走ることができたので
それは杞憂に終わった。

● ● ●

行程は、ざっと以下の通り。
3日 14時50分門真市駅前出発、夜23時頃沼田の道の駅白沢にて前泊。
4日 道の駅白沢~戸倉の駐車場に置き車~乗り合いタクシーで鳩待峠~至仏山~
   山の鼻~竜宮小屋
5日 竜宮小屋~燧ヶ岳~尾瀬沼ヒュッテ
6日 尾瀬沼ヒュッテ~大清水にてバスに乗車~戸倉~帰阪へ。

今回はエアリアマップのルート通り歩くのでGPSは持参せず。
故に振り返ってタイムの確認は錆び付いた記憶力頼みなので正確なタイムは省略。

4日の朝、乗り合いバスから下車し至仏山への取り付きに立つが
頭上は曇り空。
それでもピークは見えているので、青空が覗くのを期待しながら歩を進める。




せっかく尾瀬くんだりまで足を運んでいるのに頭上の天気は無情。




ガスも出て来て墨絵の世界、気持ちは萎えて諦めムード。




展望のない至仏山には人だかり。
さすが人気の山と言ったところだが、気持ちは晴れないまま。

ピークからは燧ヶ岳と尾瀬ケ原の展望がいいとエアリアには書いているが
なぁーんにもなし。




ピークでメモリーショットを撮り終え、そうそうに山ノ鼻に下る。
ピークから山ノ鼻への下りは植生保護のため、期間限定で下りが可能。
この下りができなければ、鳩待峠まで一旦下りて迂回しなければならない。
時間にして2時間ほど余計に歩くことになる。




尾瀬ケ原に下り立つと湿原が広がる。
その中を写真などでよく見る木道が伸びる。




その木道を進んでいると季節外れの横殴りの霰と雪の洗礼を受ける。
しばらくすれば止むだろうと、至仏山荘の中に退避して
缶コーヒーを飲みながらくつろぐ。




風も雪も小降りになったので予約を入れてある竜宮小屋を目指す。




初めて目にする水芭蕉。
湿原の水の流れの中から顔を出す植生の生命力には感動。
雪解けが進み気温が上がればたくさんの水芭蕉が咲き誇るのだろう。




竜宮小屋の背後に翌日登る燧ヶ岳の山容。
こちらから眺めると雪は少なそうに見えるが・・・。




日が替わって翌朝。
昨日と打って変わって天気はよさそうなので心が弾む。




青空も出て来て春山らしくなってきた。




至仏山はノーアイゼンだったが、燧ヶ岳はアイゼンを付ける。

竜宮小屋の話では見晴新道は荒れているのであまりお薦めできないような口ぶりだったが
言うほど荒れていなかった。




ピーク直下の岩場。




11時に燧ヶ岳のピークに立つ。
展望もすべてよし。前日の萎えた気持ちも吹っ切れた。



恒例のメモリーショットは
YASSAN、なためさん、小生 ※キッシャンは写真の中に入らず

眼下の尾瀬沼がきれい。




下山は長英新道から尾瀬沼へ。

俎(まないたぐら)への下降で横向きの姿勢でピッケルを差し込みながら下りたが
不注意から10mほど滑落。

一瞬のことだったので滑落を止める対応を取れなかったが
按部で止まるだろうという確信があったので不安感はなかった。

またザックの軽量化のため12本爪じゃなくて
爪先の丸くなった10本爪の軽いアイゼンを使用したのも滑落の一因かも。

とにかく中途半端な横向きの姿勢じゃなく
後ろ向きに下りれば滑落することもなかっただろうにと思うと
貴重な体験と教訓を得た。







振り返ると俎がきれい。




春山と雪山のダブルを楽しめる光景が好きだ。




5日宿泊の尾瀬沼ヒュッテから眺める燧ヶ岳。
竜宮小屋から眺めた時には冠った雪はほとんどなかったが
こちらからはたっぷりで眺めも秀逸。




6日の早朝大清水のバス停まで2時間ほど。
「来てよかったな」と余韻に浸りながら歩を進める。

大阪からは遠くて簡単には行けない尾瀬。
車の運転も4人でリズミカルに交替しながら進んだので
遠距離の割合には普段味わう疲労もあまりなかった。
  1. 2018/05/08(火) 17:42:36|
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荒島岳 18.3.4




過去何度か冬季の荒島岳に登らないかと声をかけられたことがあったが
都合が合わず登る機会に恵まれなかった。
故に今回初めての荒島岳は期するものがあった。

● ● ●

土曜の夜某所で前泊。
早朝勝原スキー場の駐車場に向けて車を走らせるが
ナビのトラブルなどがあって6時15分頃着。
駐車場はすでに埋まっていてかろうじて隅の方にスペースを確保しスタンバイ。
6時45分、登山届けを出し、レディゴー。

今は営業していないスキー場のゲレンデを登って行くが
踏み跡だらけで歩きにくい。(笑)
さすが百名山と言ったところか。




ゲレンデから林道へ、そして樹林帯に突入。

登って来た北の方向に輝く経ヶ岳が美しい。




ブナの林立する傾斜一辺倒の稜線の高度を稼いでゆく。
気温の上昇もあって、さすがに樹氷やモンスターはない。




高度900の手前でアイゼン装着。




樹林の間から刹那ガスが晴れて中荒島岳がベールを脱ぐ。




小荒島岳からの稜線と交差するところがシャクナゲ平。
そこまで上がれば行程的にはメドが立つ。




シャクナゲ平9時15分。

肉厚の雪屁の向こうに核心のモチが壁。




今日は遠望も楽しみの一つ。
ガスに霞む別山、白山。




そしてそのパノラマ。




眼前にモチが壁。
無雪期には鎖やロープなどが設えているらしいが
すっかり雪にうもれているので
無雪期に足を運んだことのない小生にとっては
どこがリスキーなところなのか解らない。

一目見て立っている壁みたいなところは登れないので
右から巻いて行く。
トレースがきっちり付いているので素直にそれを追うのみ。
ただ安全のためストックからピッケルに持ち替えて
しっかりとピッケルを差しながら登って行った。

ただこのモチが壁。
どの辺りを指しているのかネットでは諸説あり。
中荒島岳への直前の急坂をモチが壁と言う人も。

そのモチが壁の上り下りを経験して言えるのは
個人的には中荒島岳への登りが体力的にはきついなと。
技術的にはさほど気にするところはなかったが、
雪の状況によって難易度が変わるのだろう。




ガスが晴れた瞬間を狙っての別山、白山。




今冬の豪雪を物語る雪景色。
3月にもなって田園が白一色に染まるのも珍しい光景だと思う。




モチが壁を通過するとまるで巨大クジラの背中のような息をのむ曲線が中荒島岳に続く。







中荒島岳への登りはけっこうハード。
数歩進んでは肩で息をしての繰り返し。
加えて時折刺すような冷たい風が頬をたたく。

頭上を見上げるとガスの流れの速さだけが一目瞭然だが
その上はどのような状況なのか解らない。







元気づけてくれる青い空。




中荒島岳10時30分。
意外と早く上がって来たかなと。




ピークまであと412mとある。
中荒島岳への登りと比べてピークへは比較的緩やかである。
高度ではなく距離なのですぐにでも着くかなと思いきや
ガスが発生し視界が悪くて歩きにくい。
風が強いのでガスが一気に晴れるのを期待しながら
足を運ぶがピークの目印である祠のある所にきても晴れることはなかった。

とりあえずピークを踏んだ証明にと恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、山けんさん、なためさん、小生

ガスが晴れるのに一縷の望みを託したが叶いそうにもないので下山へ。

シャクナゲ平で昼食をとり、13時15分駐車地点。

今回の山行、
メインディッシュを前にして食べ損なったような気持ち。
それでも中荒島岳までの光景は十分に堪能したのでよしとするか。(笑)



  1. 2018/03/05(月) 22:12:05|
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大川入山 17.12.10




久しぶりのブログアップで生息証明をば。(笑)
取り立ててアップするほどでもない近くのところを足慣らし程度で歩いてはいるのだが・・・。

大川入山は南信州飯田の阿智セブンマウンテンの一つ。
ほんとうは雪の多い時にあららぎスキー場からラッセルをしながら登ってみたいと思っていた山だが
ラッセルをするだけの持久力の低下と共に汗をかく岳友が少なくなって来たので
無難なルートから行くことに。


● ● ●

同じスキー場でも無雪期の取り付きは治部坂スキー場の西にある登山口から
7時レディゴー。

前日雪が舞ったみたいで足下には数センチ程度のものが積もっている。
登りはアイゼン不要だが、下りは今シーズン初のアイゼンを装着した。




横岳まではカラマツの樹林帯の中、急斜面を九十九折に登って行く。
その横岳8時20分。

横岳まで上がれば大川入山のピークまで北西に伸びる稜線は
多少のアップダウンはあるものの快適ったらありゃしない。




今回のお目当てはピークの斜面に広がる笹原に立つ霧氷の羊の群れ。
バックの青空は最高の舞台装置だが気温が上がりすぎているような・・・。

その霧氷の羊を愛でるのを期待しながら歩を運ぶが
大川入山のピークが視界に入ってくると、お目当ての斜面にあるはずの羊たちは・・・。




霧氷は無情にも溶けて羊は抜け殻状態。
せめてあと2時間くらい早く歩き出していたら霧氷の羊を拝めたかも。
しかしまだ日の明けない時間帯にヘッデンを点けながら歩くのも好きじゃないし。

刹那気持ちは萎えたが目の前の景色に頭の中で羊のイメージを膨らませて納得。(笑)

大川入山10時15分。




ピークからは御岳、乗鞍、北アルプス、中央アルプス、南アルプスなどのパノラマを堪能できる。




その中でも中央アルプスが一番近いので迫力満点。




そして北岳が中心の南アルプス。




ピークへは僕たちが一番乗りだったが
続いて数グループが登って来た。
その中の一人にシャッターを依頼して恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、ひいちゃん、YASSAN、ハラッチさん、かずぅさん、小生

視線をピークから続く北西の稜線上にある次のピークに移すと
登って来た稜線より白いものが目立つので少し足を運んでみようと。




ピークにザックをデポしたので足取りは軽い。




前方に見えるピークがあららぎスキー場から上がってくる分岐点。
その手前のコルで踵を返しUターン。










下山14時20分。

※トラック図の赤線は今回歩いたルート。
 緑の線は雪の多い時期に歩いてみたいと思っていたところ。



  1. 2017/12/14(木) 01:16:36|
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コガラ~木曽駒岳~宝剣岳~将棊頭山~茶臼山周回 17.9.23-24




越百(こすも)から空木岳周回以来の中央アルプス。
駒ヶ根側から登ると人が多いので木曽福島側から登ることにした。
案の定七合目の避難小屋まで人に会わなかった。
天気にも恵まれ、久しぶりの美しい稜線の眺めに触れて体の澱が下りた気分。

● ● ●

22日の夜、某所で前泊。
23日の朝、今は営業していない木曽駒高原スキー場の駐車場に移動。
準備をして7時15分、レディゴー。

今回のルート、正沢川の細尾沢の沢遡行ルートを調べているうちに
コガラからの周回ルートがあることを知った。
その沢への案内板がしばらく行くとあった。
沢への案内板など珍しいなと思いつつ、来シーズンは足を運びたいなと。

斜面への取り付きから植林のないのが嬉しい。
展望のない急斜面をこなしてゆく。
登りはダウンが一カ所あったのみで、ずっと登り一辺倒。
故に一息入れる回数も多くなった。




初日は玉ノ窪小屋まで日没までに着ければいいので時間はたっぷり。

七合目にある避難小屋、その中で昼食タイム。
ここで一泊するのもありかなと思うほど中はきれい。

くつろいでいると小屋の外に団体さんの気配、10~15名くらい。
小屋の上で一息入れていた。




高度を稼ぐと岩壁に吸い付くように作られた木製の橋が散見されるようになった。
朽ちたものが多かったので慎重に足を運ぶ。




森林限界が近くなった。
ハイマツの頭上に玉ノ窪小屋、14時15分。
予定通りの着。
夕方の食事までたっぷり時間があるので
小屋で出された茶を啜ったあと、木曽前岳ピストン。

今回お世話になった小屋のPRを。(笑)
小屋の売りが「人の少ないこと」らしい。
中は土間の右が大広間で詰めれば50人は寝れるだろうか、否もっとか。
今日の泊まり客は15人ぐらい。
畳2枚に一人分の布団をひいても周りは余裕いっぱい。
宿泊費6700円、主人の愛想、もてなし度、食事、すべて丸印で、とにかくお薦めの小屋である。







小屋からの宝剣岳。そこから眺める宝剣岳一番迫力があった。




頭上の鳥居の先に木曽駒ヶ岳。





翌朝5時15分、レディゴー。

朝小屋の外に出ると申し分ない天気。

小屋を出る前は
「外はガス。」の話し声が耳に入って来たのでちょっとがっかりしていたが。

遠望もバッチリ、まずは御岳。




槍、穂高、僕のカメラではこれが限界。(笑)




木曽駒ヶ岳から眺めたテント場、中岳、宝剣岳。




宝剣岳の先に立つ人、岩稜に取り付くパーティ。
まだ朝早いと言うのに人は多そう。




あれが千畳カールのロープウィの駅か。
歩けなくなったら乗るかもね。(笑)




宝剣岳のピークは賑わっていた。

続々と上がってくる団体さんたち。
下りるのに時間をロスすると行程に響くので
宝剣の先で恒例のメモリーショットを納めると早々にピークを後にする。。



今日の仲間は、なためさん、教授、山けんさん、まっちゃん、小生

宝剣のピークを後にして駒飼ノ池へ向かって300mほど下ると
えもいわれぬ景色が広がっていた。

宝剣岳を目指す賑わいとはかけ離れたこちらのカールは静寂の空間。
眺めがいい上に濃ヶ池を経由して2561のピークまでほぼフラットな道が続く。




染まりだしたナナカマド。
千畳カールと同様、こちらのカールも全体が染まると見事だろう。










指呼の先にこれから足を運ぶ将棊頭山(しょうぎがしらやま)、茶臼山。




中岳もいい形をしていますね。




将棊頭山から駒ヶ岳方向を振り返る。




色味が少し冴えないが、今回の写真の中で一番気に入っているアングル。







茶臼山からは西に派生する尾根を下って行く。
情報では劇下りみたいな情報もあったが
1802のピークまでは樅の葉っぱで埋まったクッションの効く道だった。
厄介だったのが1802からの斜面の九十九折の下り。
尾根筋の下りと比較にならないほど足に負担のかかる傾斜。
加えて大小の石が散乱しているので歩きにくかった。
足が悲鳴を上げるのをこらえながら下りた。

正沢川の渡渉は核心だったが
靴を脱いでそれぞれ持参のスリッパなどに履き替えて難なく渡渉。




14時40分、駐車地点。

今回は天気とロケーションがよかったので記憶に残る山行となった。
  1. 2017/09/27(水) 00:24:44|
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塩見岳 17.7.15-16




久しぶりの南アルプス。
その南アルプスの個人的な印象だが、北アルプスの山々に比べて
一つ一つの山がとにかくでっかい。
今回の塩見岳は、過去何回か計画するも雨で流れて中止になった因縁の山。

● ● ●

15日の早朝大阪を発ち、塩見岳の取り付きである鳥倉林道へ車を走らせる。
目的地に着くと3つの駐車場が満杯で、路肩に縦列駐車もしている状態。
車をUターンし、第一駐車場と第二駐車場の間の路肩に他の走行車の邪魔にならない
スペースをなんとか確保。

12時30分、テン場である三伏峠へ向かう。
登山口までの車道歩き40分。
これがちょっと長いがバスのみに開放しているゲートを一般車にも開放してくれたら
車道歩きをしなくて済むのに・・・。

登山口周辺は普段見かけないカラ松の植林で新鮮。

登山道は手の行き届いた歩き易い道がずっと続く。
ただシャッターを押すほどの景色がないのが惜しい。

下りてくる人の中には一日で塩見岳をピストンをする強者も。
背中を見ると小さなザックのみ。

予定通り約4時間で三伏峠。

翌朝3時30分に起床、4時30分塩見岳へ向かってレディゴー。
ヘッデンも要らないほど明るく歩き易い。
暗闇の中ヘッデンを点け先行したパーティも何組もあった。




三伏山からはベールを脱いだ塩見岳。
逆光で暗い分凄みがある。




中央アルプス。







甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳。




三伏峠からいくつかのアップダウンを経てやっと塩見小屋(7時30分)。




塩見岳の登りの核心は塩見小屋から。
森林限界を越え、一気にアルプスの雰囲気。










唯一撮ったお花、ハクサンイチゲ。
まだまだ小さいお花がいくつかあったが、さほどお花には関心なし。




すでに東峰、西峰には蟻のような人だかりが。
そしていち早く下りてくる人たちも。







登って来た塩見小屋方面を振り返る。




仙丈ヶ岳へ続く稜線。




やっと来た(8時40分)。







さっそくピークで恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、ヨッシー、YASSAN、なためさん、小生

ピーク上で40~50分ぐらいいただろうか、
駐車地点まで折り返しの8時間前後の下りがあるのでピークをあとにする。

三伏峠でデポしておいた荷物のパッキングをしなおした後は、
駐車地点へ。

前日の三伏峠までの登りはそれほどでもなかったのに
塩見岳のピークを踏んでからのピストンは這々の体だった。
老体に12時間の歩きはきつい。

駐車地点16時30分。
  1. 2017/07/19(水) 23:09:15|
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