ヴァリエーションが好きやねん vol.2

大台ヶ原・西谷 10.8.29



▲稜線間近の三段の滝

土曜の夜、大台ヶ原の某所に13名が三々五々に集合。
たわいない四方山話が夜半1時過ぎまで続いた。
明け方、眠い目をこすりながら5時前後にそれぞれ起きだす。
かんたんに朝食をおえたあと、川上辻まで車で移動。




川上辻から大台辻まで歩くのは、はじめてである。
筏場まで続いている。
あまり人の踏んでいる気配はなく、整備された細い登山道が
ブナ林の中に一筋の線を描いていた。

途中、急斜面にかろうじて踏み跡がついている程度のところがあり、
歩をすすめるのに慎重になった。




9時50分入渓。

入渓地点は,自然林が谷を覆い、僕ら以外に誰もいない静寂な空間がそこあった。
沢の水は、かぎりなく透明な水面をたたえていた。




ほどなく行くと、Bさんがいきなり遊泳。続いて僕。
ちょっと水は冷たいが、心地よい感触だった。




沢歩きがはじめての人、あるいはまだ沢歩きの経験が浅い人。
そんな人にやさしい小さな斜瀑や乗越えやすい大きな岩が出てくる。







沢遡行にしては、参加者の人数が多いので
ちょっと順番待ちを要するところでは、大人の遠足状態に!(笑)




ウォータースライダーに適した3mほどの斜瀑と
2~3mもあろうかと言う釜が出現。

我を忘れてウォータースライダーに興じる元娘さんたち。(笑)








釜の水面は、コバルトブルーの色を呈していた。
ドヴォーンできるのは、昨日が最後だったかも。
来週の水温は、たぶん下がっているであろう。




大きな釜を擁した直瀑。
この沢の核心か!
リーダーからザイルをだしてもらい、左岸から巻いていった。










核心を過ぎたあたりから、ザイル、シュリンゲの出る回数が増えた。




1189mで二股になり、右股に入ったあたりで昼食に。
ソーメンの予定が、温麺に。それほど身体が冷えていた。
冷えた身体に、温麺はモチベーションを上げるのに良薬であった。

そして恒例のバンダナショット。



  今回の仲間は、
  りんご畑さん、hiroroさん、emuさん、磯やん、ハムさん、ヨッシーさん、bakuさん、ゆうこさん
  小山伏さん、たこやきさん、シーさん、mayuさん、小生




食事を終えたあと、今回は右股を遡行する予定であったが
ご愛嬌で左股へ。




この左股、二股につく前よりも変化に富んだシーンが多く出てきた。




ただ、頭上を見上げると稜線近しと思わせるほど
明るくなっているのに、稜線までの長いことと言ったら・・・。










やっと、やっと、稜線に辿りつきました。
今回の詰めは、けっこう長かったです。
出たところは、日出ケ岳の西方でした。

そして、夕方4時30過ぎに目星のつく標識に遭遇。一同ほっ!!!。




参加のみなさん、お疲れさまでした。
  1. 2010/08/30(月) 21:40:14|
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木屋谷川本谷 10.8.22



▲核心の12mの直瀑
処暑だと言うのに、いっこうに暑さが落ち着きそうもない。
昨日は、台高の木屋谷川本谷へ行って来た。
千秋林道に入ると、道の所々が意図的に盛り上げられていて、
車の底をこすりながら進まねばならず、車を出してくれた
Nさんに申し訳なかった。

入渓は、万才橋の袂から入る。足首まで水に浸かるがやや冷たい。
今日はカッパ泳ぎは控えた方がいいかと思ったが
時間の経過とともに、体内も燃焼して行き、水と戯れるのが気持ちよくなっていった。




ワサビ谷の出合いまでの目立ったところでは
3条の斜瀑とその出合いの直前に大きな釜があった。
大きな釜はへつりながら進んだ。







ワサビ谷をやや行くと、今回の核心である12mの直瀑があった。
ここで先行して入っていた、5人のグループに追いついた。
しばし時を忘れて、滝に打たれたり、釜で泳いだりした。
落下してくる水には、まともに身体を預けることはできない。
それだけの水量が容赦なく落下してきた。

滝の下でひとときを楽しんだあとは、
滝の右岸に残置してあったトラロープをたよりに巻いていった。
そのトラロープは、張りすぎていて途中から背を伸ばしても
手が届かないほどであった。
僕たちは、木の根をしっかり掴みながら巻いていった。

後続のパーティに視線をやると、リーダーらしき人がザイルを出す準備をしていた。




12mの滝を巻いたところが沢筋であった。
狭い廊下が出てきたが、難なく小さく巻きながら進んだ。







奥山谷の出合いである。写真左が奥山谷で
僕たちは、右に進んだ。







ときおり木々の枝枝を通り抜けて差し込む光線の束がまぶしいが
その光線は都会で浴びるのとちがってやさしく感じたのは僕だけだろうか。




手頃な釜や斜瀑がでてきたので、
シャワークライムである。
このころになると、入渓時点に感じた水の冷たさをすっかり忘れていた。




11時30分に昼食をとった。
今日は、Nさんがソーメンの準備をしてくれた。
きわめつきは、写真の氷柱である。
牛乳パックに詰めた氷は溶けずに形をとどめていた。

冷たいビールも飲み、お腹もいっぱいになり
昼寝でもしたい気分であるが、今日の行程は先が長い。
急がなくちゃ!




国見山の北東で本谷は二股になり、本谷ををあとにして左の沢に進んだが
詰めて稜線に出るまでがやや遠く感じられた。



国見山のピークを踏む。縦走路には何人かの後ろ姿を確認した。
今回のパートナー、なためさん、yassan、小生。

下山は、3つの選択肢があった。
一つは、明神平経由奥山谷ルート。
一つは、桧塚経由マナコ谷ルート。
一つは、馬駈ケ辻から千秋林道ルート。

3人とも馬駈ケ辻ルートを歩いたことがなかったので、
それに決まったが、このルートがなかなかのくせものであった。
馬駈ヶ辻から数少ない朽ちたテープをたよりに、東へ進んで行くと林道に出くわした。
その林道もまた千秋林道に変わりないが
万才橋に戻るには、遠回りなのである。
僕たちがめざしたのは、木屋谷川に沿って東西にはしる林道であるが
最初に出くわした林道からその林道へが難解であった。
3人よれば文殊の知恵で、ああでもない、こうでもないと
支尾根がいくつも発生する踏み跡がかろじて残っている斜面を
南東に下って行ったらその林道に出ることできた。
ただ、その林道にでる少し前に谷筋に下りたので
やや戸惑いがあったが、谷筋を越えて登り返すと林道が視界にぱっと入ってきた。

その林道に出る直前に真新しい遭難碑があって
平成20年と記されていた。合掌。



▲馬駈ケ辻から望む桧塚



▲破線の区間、ルートファインディンが難しい
  1. 2010/08/23(月) 21:14:53|
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ドヴォーン、ドヴォーンと赤坂谷グラフィティ 10.08.08



▲シャワークライムに興じる仲間たち

目的地に近づくと道路の片側に停めている車が視界に入ってきたので
入渓地点だとわかった。

車を停めたところから本流に降り立つまでには整備された道が作られていた。
本流に降り立ったところは、巨岩がごろごろと転がっているところで
水の流れているところを探さねばならないほどだった。
上流に目を転ずれば、取水口の堰堤になっていてそこで水流を調節しているみたいだった。




本流を下ること15分くらいで、センコウ谷の出合に着いた。
左側の上方に、ネットで見たガードレールの目印も確認できた。




赤坂谷と言えば、澄んだエメラルドグリーンの水をたたえた谷で有名なのだが
前夜、一時的に強雨が降ったみたいで、
沢の水はコーヒーを薄めたような状態を呈していた。
ちょっと出鼻をくじかれた感じだったが、水量も多く楽しめそうな雰囲気だった。




奥へ進んで行くにつれて、淵を擁した滝が次から次へと出てきた。
泳いでもよし、へつってもよしの沢である。




とにかく、楽しめる沢である。
さほど、高度なテクニックを要求するような沢でもない。




ここの沢のハイライトは、深い釜を擁した6mの斜瀑であるが、
滝まで泳ぎきれば、あとはしっかりとした
ホールドのある壁になっているので登りやすい。










6mの斜瀑に続き、釜を擁した直瀑があるが
直登できないので滝の左側の斜面ををへつっていった。
ここでは、念のため安全を期して、ザイルを出した。







赤坂谷に入ると、きれいなナメが出てくるようになった。
そして、入渓時点では濁っていた沢の水も
だいぶ濁りがなくなってきて、
12時過ぎに沢の水でソーメンを作り、空腹の胃袋にかき込んだ。













昼食を摂ったあと、しばらくナメを歩き、
下山は赤坂谷の西に位置するカラト谷を選んだ。
ところが、カラト谷への道筋がなかなか判別しがたく、
行きつ戻りつの試行錯誤を重ねた。
そして、ここでgpsが威力を発揮してくれた。
hidetyan感謝!




カラト谷は、涸れ沢で、細い水筋があるだけで
飛び込めるような釜はひとつもなかった。
カラト谷は、下山には適した歩きやすい谷だった。

本流にでると、ドヴォーン、ドヴォーンと飛び込みを
誘惑するような釜がでてきた。

それぞれ、思い思いに飛び込んだ。







今回のパートナーは、
なためさん、ハラッチさん、hidetyan、yassan、ヨッシーさん、小生。

下山時には、本流の水は、エメレルドグリーンの水をたたえていた。

もう一度機会があれば、エメラルドグリーンの水をたたえた赤坂谷を歩いてみたい。



  1. 2010/08/09(月) 18:23:40|
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金剛山 高天谷遡行 10.8.1



▲いつもより水量が多い高天の滝

車を使えなかったので、電車で行ける沢ということで
今まで入ったことのない金剛山の東側にある高天谷へ。

御所駅で下りたら高天へ運んでくれるコミュニティバスがあるもんだと
思っていたのに、一時間強も待たなければ来ないということだった。

ならば、歩いて行こうと!!!

東から見る葛城、金剛の山並みは美しい。
高天のあるあたりにめぼしをつけて、歩を進めて行った。




歩けば一時間くらいで着くだろうと、たかをくくっていたが
一時間半も要した。
お天道様が雲に隠れているとはいえ、アスファルトの道を一時間半はきつかった。
高天神社に着いた時には、這う這うの体だった。
(沢に入る前にばててしまった。)




やっと着いた高天の滝の前で、沢に入る準備をし、
暑さでバテ気味の身体に菓子パンを補給する。

高天の滝の前では、長竹を半分に割ってソーメン流しの準備をする地元の人たちがいた。
彼らを尻目に、高天の滝の前に立った。
高さは6mらしい。今日は一人なので冒険はできない。
滝の右横に残置ロープがあり、それを利用して巻いていった。




金剛山の西側にある丸滝谷や妙見谷とちがって
高さを誇る滝がいくつかあったが、
釜を擁していないので直登はできるだけ避けた。




印象としては、倒木の多い沢だなと。
しかし、2、3日前に降った雨の影響か、水量は多く、
2~3mくらいの滝も結構多いので、シャワークライミングを満喫することができた。




高天の谷は、枝支流もほとんどなく、水の流れに沿って進めば
迷うことのない谷である。しかも左手に郵便道が谷に沿って走っているので
位置を確認しやすい。







沢が倒木で埋まっていて、倒木でできたトンネルをくぐりぬけたところです。
(こんなところが一カ所あった。)
それを過ぎると歩きやすいナメが続いた。













詰めに近い斜瀑です。傾斜は結構あった。
緊張しながら登った。
この斜瀑を登りきったあとは、郵便道を目指した。
郵便道に出てから、金剛山の山頂まで500段の階段がありこれが結構きつかった。

山頂の食堂前に着いた時は12時半を過ぎていた。
時折、涼しい風が疲れた身体を掠めていった。

冷たいビールで喉元を潤し、たっぷり休憩を摂った。




下山は,タカハタ道を使い、途中で本道に出る分岐があって
その道は歩いたことがなかったので、その道を選択したが
本道に出た時には20年ぶりなので、ちょっとびっくりした。
本道が、階段通りになっているので、これは手が入り過ぎだなと。
  1. 2010/08/01(日) 22:23:30|
  2. 金剛生駒の山々
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