ヴァリエーションが好きやねん vol.2

沢上谷(そうれだに)10.10.11



▲岩洞滝の裏側に回り込み撮った(雨ではありませんよぉ!)

今回の計画は、僕のブログに時々、顔を出して下さる
てでぃさんのホームページを見て
7月に呼びかけ、約2ヶ月半の助走期間を準備した。

今の時期、雨などで予定が流れる場合が多いので
念のために雨の場合は、一日スライドしてでも行こうと思っていた。
案の定、雨で一日スライドする羽目にはなったが。(笑)

10日の夕方、恵比須トンネル近くの駐車場に着くと同時に小宴会の準備に取りかかった。

宴会の最中に、夜空を見上げると翌日の好天を約束するかのような星がいっぱい輝いていた。

夜半「えっ?」って思うようなテントの屋根を叩く雨足の音。
これには、少々まいったが、翌朝にはすっきりくっきり空には青空が広がっていた。

午前8時30分、入渓。
入渓してまもなく、左からの支流に出合う。
この支流の奥にあの五郎七郎滝があるはずである。

昨夜降った雨のせいで、水量は多い。
加えて、滝を巻いたりする時は、滑りやすそうなので注意深さを要した。




視界に、これまで何度もネットでみたことのある五郎七郎滝が入ってきた。
先行していた単独行の人が滝の前で写真を撮っていた。




五郎七郎滝は、滝のイメージを大きく豊かにする滝である。
滝と言えば、直線的なイメージを連想させるが、この滝は曲線的な滝である。
曲線が、曲面を作り、そして、その曲面が、見とれるほどの
自然美を織りなしている。
スラブ状で、どれくらいの星霜を積み重ねれば、このような滝が
できるのか、想像をはるかにこえる・・・。

あまりの美しさに魅せられて
滝の中腹あたりまで引き込まれるように登っていった。




五郎七郎滝をあとにして、本流にもどる。
本流にもどる出会いでは、滑りやすそうだったので念のためにザイルを出し、ザイルを頼りに下降した。




本流にもどると、この谷でもうひとつの楽しみであるナメ歩きがある。
一見滑りやすそうだが、沢靴はナメをしっかりとらえ
さながら水を踏みながらの歩きは快適である。




次の岩洞滝も本流に流れ込む支流の奥にある。

この滝は、舞台の緞帳の裏側に回り込むような感じで、滝の裏側に潜り込むことができる。
そして、その裏側から見る景観は、今まで経験したことのないものを体感させてくれた。
この体感が実によかった。










高さは、数字で表すことはできないが、僕の写っているのを比較してもらえば
どれくらいのものか解っていただけると思います。










最後の滝は、この谷のトリ、蓑谷大滝である。
高さは、首筋が痛くなるぐらい曲げなければ落ち口が見えない。
まっすぐスラブ状の岩壁を滑るように水流が束になって落下してくる。
それまでに見た二つの滝と比べると、さらなる偉容を誇っていた。

この大滝の巻きは、左岸から行けば簡単に行けるだろうと思っていたが
意外や踏み後が薄く、少し試行錯誤をした。

薄いながらも明白な踏みあとをたどってゆくと、杣道があった。
その道をトラバース気味に行くと
沢筋に降りるザイルが設えてあったのでそれを頼りに降りていった。
念のため、何人かには保護ロープを出した。










沢筋に降りたって、少し行くと最後の15mくらいの滝が出てきた。
ここにもトラロープが設えてあったのでそれを利用して、右壁から登っていった。




ここからは、ナメナメの道がずぅっーと続きます。
こんなに長いナメナメの道ははじめてです。
あの、赤木沢のナメとは違うナメです。。




今日のパートナーは
ハラッチさん、hidetyan、なためさん、すみこさん、yassan、小生。




午後12時30分に遡行終了。
終了後は、入渓地点にデポしている車を引き上げに行き、引き上げ後は
恵比須温泉に入って、心地よい温泉を満喫して帰阪へ。

紅葉と今まで見たことのない滝のコラボレーションに期待して行ったが、
紅葉がまだ進んでいなかったので、期待していたコラボレーションを堪能することはできなかったけれど
十分すぎるほどの景観は満足度100%であった。



  1. 2010/10/12(火) 21:48:43|
  2. 沢遡行
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白鬚岳 10.10.2



▲P1242をやや下ったあたりから見る白鬚岳

台高の前衛峰とか、鋭峰とかと言われる白鬚岳へ行ってきた。
7月の荒川岳以来の一般歩きである。
沢遡行をしていると、肩で息をする局面が少なくなる。
今日は、沢を離れて無性に山歩きがしたくなった。
白鬚岳は、R169の柏木を通過する度に登ってみたいと思っていた。

神の谷出合いに駐車した。
登山口を明示する大きな文字が目に入って来た。
谷に沿って行けば、2~3回ほど渡渉を繰り返すが
大きな立った岩壁が出て来た。




岩壁を伝って水がちょろちょろ流れていた。
この岩壁を右岸から巻いて行くと、最後の水場と書かれているものが出て来た。
この水場で、喉をうるおしてからは、
傾斜のきつい植林帯の歩きが待っていた。
聞きしにまさる歩きである。
植林帯の中の歩きなので、変化がなくちょっとつまらない。
稜線に出るまでは、我慢の子であった。




稜線に出ると、それまでの歩きと違って
アップダウンを繰り返す歩きが待っていた。
しかも足元は、昨夜雨が降ったみたいで若干濡れている。
「あっ、ずるっ~!、すってん!」と行かないように
慎重に歩を進めた。

木の根が進行方向に縦横無尽にめぐらしているが
一見、階段を形成しているように見える。

トラロープを設えている箇所も多く、足元が濡れているので注意を要した。




小白髭岳は、南北の展望が開けているところだが、
大普賢を望む南側は、ガスが支配していて見えなかった。残念。
北側は、風に揺れるすすきの間から迷岳の稜線が望めた。




稜線に出るまでの植林帯歩きも、結構きつかったが
稜線のアップダウンもなかなかのものである。
白鬚岳に着くまでに、なんど偽ピークがあったことか。




P1242を過ぎると、白鬚岳が姿を現した。
遮るものはない、偽ピークもない。
ただ、立木が邪魔になる。




とにかくロープあり、痩せ尾根ありと変化の多いルートである。




今日はピークに着くまでに、人影は一人も見なかった。
ピークは10人も陣取れば、いっぱいの広さか。
ピークに着いた時分から、空の色は一気に灰色へ。
昼食もそぞろに、15分ほどで済ませた。

雨の洗礼を受ける前に下山へ。
ところが、嘲り笑うかのように灰色の空は、やや青色へ。







8:00登山口~9:45稜線に乗る~10;15小白鬚~11:15白鬚岳
11:35ピークをあとにする~14:00駐車地点

次は、別ルートからチャレンジしたいと思った。



  1. 2010/10/03(日) 15:10:30|
  2. 台高の山々
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