ヴァリエーションが好きやねん vol.2

比良山系縦走 10.11.27-28



▲雪を待つだけの冬枯れの稜線を行く

比良山系のピークは、これまで点としては踏んでいるが
点と点を線としてつなげるのが今回の山行目的であった。

行程
27日 平~アラキ峠~蓬莱山~打身山~木戸峠~葛川峠~南比良峠~金糞峠~八雲ヶ原
28日 八雲ケ原~イブルキノコバ~武奈ヶ岳~細川越~釣部岳~地蔵山~ヨコタニ峠
    ~ボボフダ峠~蛇谷ヶ峰

平 8時50分。
今回はテン泊なのでザックは、40L+αの分。
ずっしりと腰にはこないが、それなりの重さ。片手でなんとかやっと持ち上げることが出来る重さ。

権現山目指して樹林帯の単調な風景の中を進む。




権現山に立つと、凛とした空気は冷たく頬を撫でるように伝わってゆく。
眼下の湖面は、幾分ガスがかかっているが雲上の気分をいつものように味わわせてくれた。




権現山を過ぎると、風景が変わった。
一面、雪が到来するのを待ちわびる冬枯れの風景が広がっている。




空を見上げると鉛色の空とは言わないが
グレーとブルーの領域がせめぎあっている。その中で見つけたブルーの領域。
逃さずシャッターを押す。この構図が僕は好きである。




小女郎峠からの展望はよい。
左の斜面を降りれば、小女郎池だが今回はパス。







蓬莱山。いつもは頻繁に往来する人を見かけるが、今日は誰もいない。
あっ、そうそう僕たちと蛇谷ヶ峰までのルートを前後して縦走をする若者のカップルがいたっけ。

蓬莱山に対しては大勢の人で賑わうところという印象を抱いていたが、
今日は緞帳の下りた観客のいない劇場そのものだった。

打身山、木戸峠を過ぎると、落ち葉で埋まった登山道が続いた。
視界に入る木々は、みごとなまでに葉を落としていた。







癒しのブルースカイです。
このコラボレーションに幾たび癒されてきたことか。




比良岳が視界に入ってきた。
それにしてもこの山系のピークはよく似た形をしている。







八雲ヶ原 17時。

八雲ヶ原。ここの雰囲気は実にいいです。
今回の縦走の中で、ここが一番のお気に入りになった。
湿原帯の中を木で作った廊下が設えてあった。
もとスキー場があったみたいで、ロケーションとしては谷間になり
雪の積もった時に、テン泊したいなと思った。







二日目のアクション。

5時起床。
昨夜の鍋の残りで雑炊とうどんが朝食となる。

6時30分 八雲ヶ原を発つ。

比良山系の盟主、武奈ヶ岳を目指します。
武奈様と言われるだけにかっこいい形をしています。
八雲ヶ原から武奈ヶ岳を辿るのは初めてなので風景が新鮮です。









        今回の山仲間は、
        smochさん、ハラッチさん、なためさん、yassan、小生

目指すは、蛇谷ヶ峰。
視界に入ってきたが、あと何時間歩かなあかんのやろ・・・。




今回の山行のルートファインディングで落とし穴にはまったのは
イワタニ峠~笹峠の区間。
進むべき道が落ち葉で埋まっていて試行錯誤を繰り返した。
笹峠を過ぎてからも分岐に達するたびに、戸惑う場面が何度かあったが・・・。







ヨコタニ峠を過ぎた辺りで、雲行きが若干怪しくなり、
小さなヒョウが落ちてきた。一同あわててカッパを羽織ったが
羽織ってやや行くと行く手に青空が。よくあるパターン。




縦走路をはずれたところに、だれも踏んでいない
落ち葉に埋もれた絵画のような世界がそこにはあった。




朽ちた蛇谷ヶ峰の道標。あとわずかだファイティン!

そのあとわずかのところで刹那シャリバテが襲ってきた。
あと一歩がなかなか出ない。
あと一歩、あと一歩、お経を唱えるがごとく歩を進める。
蛇谷ヶ峰に辿り着いたときには、這這の体そのものだった。

13時30分 蛇谷ヶ峰のピークを踏む。

残っている水を、貸しパンを、チーズを、胃袋に放り込むと
ロボコップよろしくみるみる間にシャリバテが解消。







二日間の縦走を終えての印象は
比良岳以北は、歩いたことのない山域だったので風景が新鮮だった。
ただ大峰・台高のような岩肌をさらけ出したような手強そうな
シーンに出くわすことは少なかったが、その分なんとなく優しい山だなと思った。
  1. 2010/11/30(火) 01:13:39|
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錫杖ヶ岳 10.11.21



▲錫杖ヶ岳のピークを彩る紅葉

次週の比良縦走に備えてボッカをしておかなくてはと思い。
電車に揺られて錫杖ヶ岳へ向かった。
電車に揺られて遠出の山行きは久しぶりである。
天王寺発7時07分の各停に揺られて加太(かぶと)駅に着いたのが9時22分。
電車の中でたっぷり眠りこくったので、2時間15分はあっという間だった。




加太駅から南へ伸びる道を道なりに辿ってゆくと登山口についた。
登山口から柚之木峠までは、植林帯のゆるやかな登りを行く。
ピークまでは、200mごとに標示板があり、
また多くの人が利用しているみたいで道はよく整備されていた。







柚之木峠を過ぎると、視界もあけて、傾斜も徐々に増して行った。
登山道は、あまりに踏まれすぎた感があって、
ともすると傾斜のきついところは、滑りやすそうなところがあった。
当然のごとく低山だからと言っても、雨の場合はお薦めできない。










この日は、お子さん連れのファミリー登山らしき人たちによく出合った。
錫杖湖の登山口から取り付き、錫杖~柚之木峠経由で錫杖湖に下山してゆくのだろう・・・。

写真下は、登山道の修復をしている山岳会の人たちで、
このような人たちのおかげで登山道が整備・維持されているのだろう。感謝。




ピーク周辺を彩る紅葉が視界に入ってきた。
標高の高い山では、紅葉はすでに終わっているが、ここで紅葉を見れるとは期待していなかったので
残り福をいただいたような気持ちになった。







ピークが近づくにつれて、トラロープや鎖が目立つようになってきた。
これが錫杖の売りものか。
鎖のある岩場も、気の抜けないところが多々あった。




ピークに11時30分。先客が一人。
360度のパノラマを期待していたが、いくぶんガスがかかっていて
くっきりすっきりの展望は得られない。

「展望を得られないのは、まあいいか」と一人ごちつ、昼食を摂った。
ビールをのみながら、ひとときを過ごしていると、
またもやお子さん二人連れのファミリーがやってきた。
ピーク直下にある東屋の方からも子供の歓声が聞こえてきた。
そうそうに、退散しなくっちゃ。







目をなごます紅葉が、南斜面にまだあった。




写真左の灌木に塞がれたような尾根筋。
これが関町越川へ通じる道。途中朽ちた赤テープが2箇所にあった。




予定では、小雀の頭を経由して関町福徳へ下山してJR関へ行く予定にしていたが、
ここで、ちょっと待った。
ここまで歩いて来たルートを振り返ると
道が整備されているので、ちょっと物足りないかなと。
まだ歩いたことはないが、小雀の頭以降も同じような道が続くのなら
予定を変えて、関町越川へ下りる尾根があったので、それを下りようかと。
その尾根筋は地図上では尾根と谷のあわいあたりから、越川までが読みにくいが
北へすすめば、なんとかなるだろうと。

尾根と谷のあわいから谷筋に入ると、
杣道らしきものに出合い、やぶ漕ぎをすることなく難なく越川の集落へ。

越川の集落で農作業をやっている人から声をかけられた。
越川への下山道は、以前は使われていたみたいだが
今は、踏みあともなく枯れ葉に埋もれて識別も困難なところをよく下りてきたねと。

それよりも越川からJR関までの自動車道の歩きがなんとしんどかったことか。

関駅に14時55分に着いた。4、5分前に電車は発ったばかり、
次の電車まで1時間待たなくては・・・。



  1. 2010/11/22(月) 22:36:38|
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麦谷~木ノ実矢塚~薊岳~明神平 10.11.14



▲冬枯れの様相の明神平

家人が「久しぶりに山に行きたいな!」と言う。
随分久しく一緒に行っていない。
久しぶりの山行なので、家人でも歩けるような所と言うことで
麦谷林道から入り薊岳経由の明神平に決めた。
行程は、ゆっくり歩いて約5時間でピストンできそうだ。

登山口に着いたのが午前11時ジャスト。
遅めの到着であった。
すでに3台の車が停まっていたが
登山中に出くわしたのは、単独行の方一人だけ。
あとの車の方はどこを歩いているのだろう???




麦谷の登山口から最初のピークは二階岳。
急登が続く。家人を振り返ると、すでに息があがる寸前。




二階岳から木ノ実矢塚までに2つの小ピークがある。
このあたりはブナの木が多いところであるが、
ブナの黄葉は、すでに枯れ落ちて見る影もなかった。




薊岳が姿を現した。
コルから約150mくらいの登りである。
このあたりがこのルートの胸突き八丁か。

今日は、空も曇っていて視界が鮮明でない。
加えてところどころガスがなびきはじめている。







薊岳から明神平へ通じる尾根筋から南の方に錦繍色に染まった斜面があった。
しかし、ガスのせいでシャッターを押しても鮮明でない。




13時30分に、明神平を北方向の眼下に望むピークに着いた。
そこで、昼食を摂った。

30分足らずで食事を切り上げ、そうそうに下山へ。
14時下山に向かって腰を上げる。

下山途中、薊岳から来た中高年の二人組に会う。
明神平へ行くと言う。
大又に下りるなら、時間的にぎりぎりか。

いや、僕たちも急がなくてはならない。
下りも確実に2時間30分要するはずだ。




16時30分駐車地点へ。

やはた温泉に着いた頃には、すでにあたりは闇がおちかけていた。
  1. 2010/11/14(日) 22:54:35|
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三之公~山ノ神の頭~馬ノ鞍峰~三之公 10.11.3



▲山ノ神の頭から北へ下った辺りの癒し系の空間!

今回の山行は、5月に単独で行って、悲しいかなルートを外し
歩ききれなかったルートの検証をしたいという意味を個人的には込めた山行であった。

僕の呼びかけに日頃の山仲間8人が集まってくれた。
周回するのにそれなりの時間を費やすだろう想定のもと、前夜泊で備えた。
川上村の某所で、ワイワイガヤガヤと夜長を過ごし、朝5時に起床。

三之公の登山口に7時に着く。
祠の裏の沢を渡ると立派な東屋がある。
とりつきは、その東屋の裏側にあるが、踏みあとが落ち葉に埋もれて確認しにくい。
薄い踏みあとながらも、P773までは急登が続く。
P773を過ぎP904に達するとなだらかなピークが広がっており、落ち葉を浮かべた二つの池に出くわした。




右手に植林、左手に自然林、登りはやや急。
しかし、尾根はゆったりと広く、落ち葉を踏みしめながらの歩きは快適だ。




山ノ神の頭は、ひっそりと佇んでいた。
遅れて京都から来たという4人組のパーティが登ってきた。




頭上を見上げるとスカイブルーをバックに
オレンジと緑の色合わせが目をなごませてくれた。




京都のパーティーの人に頼んでメモリーショットを撮ってもらった。



         今日のメンバーは
         きたおかさん、はらっちさん、なためさん、すみこさん、
         hidetyan、yassan、伊東さん、小生

錦繍の世界が広がります。
コントラストのついた紅葉ではないが、
白色がシルバー色に映えて十分に癒される絶妙の色の組み合わせです。







山の神の頭をあとにして、一つ目の小ピークを過ぎ、次のピーク手前に
馬の鞍峰へ続く分岐する小さな尾根がある。
前回この分岐に気付かずに、北東に続く明白な尾根筋を辿っていった。
その分岐には小さな標識が立ち木に打ち付けられていたにもかかわらず、
それに気が付かず、北東への尾根筋を歩いて、そして迷走ゾーンへ・・・。

なぜその標識と北へ走る小さな尾根筋に気付かなかったのか。
その辺りの稜線は、幅広でゆったりしていて
左に進路をとるにもかかわらず、右側を歩いていたことに起因するのではないかと
メンバーの一人が指摘してくれた。たぶんその通りだと思う。

その時の原因が確認できたので、胸にずっとつかえていたものが下りた。



分岐からやや下ったところに平坦なところがあったので、
そこで昼食を摂る。午前11時前。
たっぷりと休憩をとったあとは、馬の鞍峰へ。




分岐から馬ノ鞍峰までの区間は、痩せ尾根あり、シャクナゲの木に覆われたトンネルあり。
さらに、アップダウンを形成する小ピークが連続するので食傷気味になったが、
しかし、目線を転ずれば、癒しの風景が広がっていた。










やっとたどりついた馬ノ鞍峰のピークは、痩せた稜線上にあるので
さほど広くなく、ピークを陣取って写真をとるのが精一杯の広さであった。




馬ノ鞍峰からは、駐車地点をめざして一気に下って行くが、
この区間がなんと長いこと!
左手の沢を見ながら下って行くが、下山道から沢筋は、結構な高度感があって
注意を喚起するようなところが多々あった。







登山道から沢筋へ下ると明神滝があるので、
滝を見るために釜まで下りて行った。
その滝からは、勢いよく水が落ちていたが、滝はいつ見ても心洗われるような気がする。




午後4時20分下山。
予定よりも、1時間強オーバーしたが、その分たっぷり休憩をとりながら歩きだったので
充実した山行を堪能することができた。
また、今回の三之公周辺の山域の紅葉は見応えがあると人づてに聞いていたので
楽しみにしていたが、紅葉自体はコントラストの弱い、ともすればすでにピークを
過ぎたものが目立った。

紅葉の盛りに合わせて、ドンピシャの山行の難しさを再確認した。

僕にとって20日ぶりの山行でそれなりの疲れは残ったが、
それでも迷ったルートを検証できたのが今回の収穫だった。



▲コースデータは、きたおかさん提供!
  1. 2010/11/04(木) 21:01:56|
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