ヴァリエーションが好きやねん vol.2

天狗ノ頭~不帰嶮~唐松岳 12.9.15-17



▲稜線上の南から唐松岳を眺める

今回のプランナーは、ハラッチさん。
一日目が9時間、二日目も9時間の長丁場。
はたしてテント泊用の共同装備を担いで歩けるのだろうか・・・。
一日目は、なんとか歩けたが
二日目は、ザックが少しは軽くなっているはずなのに、バテテしまった・・・。
(甘系の行動食を体が全然受け付けなかった。)

● ● ●

14日の深夜、猿倉の駐車場に着く。
すでにテントの張り場もないほど満杯で
かろうじて隅っこの方に一台止められる空きスペースがあった。
テントは駐車場外に適当なところがあったので確保。

缶ビールをあおって、4時間の仮眠をとる。

【15日の行程】
猿倉~白馬鑓温泉~天狗山荘テン場
標高差1500m。数字を想うだけでぞっとする。

15日、天気予報とはうらはらに、空は鈍色の雲が広がっている。
せっかく白馬まで来たのに、天気に見放されると辛い。

小日向山を過ぎたあたりからの白馬三山の稜線を愛でながら歩くのを楽しみにしていたが
高度を稼いでもいっこうにガスが晴れない。
加えて時折小雨混じりの風が吹く状態で気分もすぐれない。

お花には、ちんぷんかんぷんの小生だが
同行者がお花好きなので、それに倣ってシャッターを押すことにした。

▽トリカブト/ミヤマコゴメグサ/ウメバチソウ


▽ミクモマニガナ/ チョウジギク /ミヤマキンポウゲ


▽ミヤマキンポウゲ/オオヒョウタンボク/イワツメグサ


▽イワギキョウ/ウサギギク/ウルップソウ



▽花の散ったあとのチングルマが好きだ。
 自由奔放なイメージがいい。



豊富な水量を誇る杓子沢。
喉を潤すために口にするが、冷たくて気持ちがよかった。




鑓温泉で足湯に浸かりながら昼食をかき込む。
温泉目当てにここまで登ってくる旅行者も多いらしいが、
湯槽に浸かって、ビールジョッキ片手に白馬三山を眺めたら最高だろうね。(笑)




稜線に上がる少し前あたりから、立ちこめていたガスが晴れて
鑓ケ岳の全貌を拝むことができた。
そしてそれは翌日の晴天を約束する兆候でもあった。





【16日の行程】
天狗山荘テン場~不帰嶮~唐松岳~五竜山荘テン場

15日の夕方から時折テントをたたいていた小雨も夜中に空を見上げると星が煌煌と輝いていた。
そして朝起きると、縦走を楽しいものにするかのような朝焼けが広がっていた。







天狗山荘の前にはだかる天狗ノ頭へ。
ピークを上り詰めると、ガレ場の天狗の大下りが控えている。
そしてそこから不帰嶮の一峰、二峰、三峰と続く。
今回の核心である。
(歩いてみると、あの大キレットのミニ版みたいなところだった)




剣が惜しみなく神々しい姿を曝け出している。
一同、来年は「剣だねっ!」と。







前夜に雨が降ったので、濡れている岩場は危ないかなと心配したが
杞憂に終わってよかった。
それでも下るのに注意を払うに過ぎることはなかった。




不帰嶮の一峰に多くの人の姿を認めることができた。
ピークは、けっこう広いんだなと。




不帰嶮の一峰~二峰、三峰と続く稜線、そしてその奥に唐松岳が陣取っている。




遠くから眺めていた通り、一峰はだだっ広いところだった。
多くの人がそこに広がるパノラマに心を奪われながらくつろいでいた。




不帰嶮の核心は、一峰から二峰の区間である。
鎖もあれば鉄梯子もあったりする。
手抜きをすればオレハイッチマッタダーの世界である。







尖った稜線上を歩くわけでもなく、先人が斜面にトラバース道を作ってくれているので
険しそうな見た目とは違って楽であった。










二峰には誰もいなかった。
その山名板には「2峰北峰」と。ということは、南もあるのか。
少し行くと「2峰南峰」があったが、南峰は平凡すぎて特別なんの感慨も抱かなかった。




眼前に三峰が仁王立ちする。
三峰の近くまで来るとピークを迂回するように登山道があったが
ピークを確認すべくそれらしきピークを狙って登ったが山名板がなかったので
どこが三峰か確認できなかった・・・。




ガスがただよい始めた三峰の向こうに唐松岳の姿がはっきりと。
そしてその頂上には人の姿も散見できた。
急がなくっちゃ!!!







唐松岳のピークは多くの人で賑わっていた。
八方からゴンドラを利用して簡単に登って来れるみたいで
軽装の登山客も目についた。

そして恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、ハラッチさん、すみこさん、なためさん、小生




唐松岳をあとにして、テン場の五竜山荘を目指すが
稜線上には不帰嶮と同じくらいの鎖が設えてあるところが随所にあった。

若い山ガールが足の置場がなくて立ち往生し
鳴き声にも似た悲鳴をあげているような場面に遭遇したので印象に残った。
が、それほど悲鳴をあげるようなところでもなかったが。(笑)




午後15時、五竜山荘。

眼前に、翌朝空身でピストンをする予定の五竜岳が鎮座していた。




19時を過ぎた頃から、風雲急を告げる如く風が吹き始める。
急転直下とはこのことか。
翌朝の五竜岳のピークを踏むのを楽しみにしてしていたのに
その楽しみを砕くかのような風がますます強くなっていった。

風は唸り、猛々しく、テントごと吹き飛ばさんばかりの凄まじい勢いであった。
テントを固定していたペグが3度ほどはずれ、その度になためさんがテントの外に出て処置をした。
山経験豊富ななためさん曰く「夏山でこんな風はじめてや」と。
そしてその風のせいでメンバー全員一晩中まんじりもできなかった。




【17日の行程】
唐松山荘テン場~遠見尾根~テレキャビン

翌朝、テントの外に出てみると、風は弱まっていたが
視界のきかないガスがただよっていた。
故に、予定していた五竜岳の登頂は断念して
遠見尾根を経由して下山することにした。
  1. 2012/09/18(火) 19:25:24|
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木梶山~馬駆場辻~赤ゾレ山周回 12.9.9



▲イマハモウアキ、ダレモイナイヤマ。

次週の連休のアルプス詣でのためにトレーニングを兼ねて
木梶山から赤ゾレ山を周回することにした。

以前冬場の木梶山界隈の霧氷の写真を見たことがある。
明神平の樹氷と甲乙つけ難いほどの美しさで
冬期に行くなら、事前に一度は歩いておかなくてはと思っていた。

今冬は行くぞー!!!

● ● ●

今日は一人なので、遅めのスタンバイで9時30分レディゴー。
人気のない木梶林道を行くが地蔵谷の出合まで一時間かかった。
これはちょっとつらいなと。

地蔵谷出合を過ぎる。
地蔵谷から赤ゾレに行くルートもあるみたいだが
その取り付きはどこにあるのだろう。

ほどなくゼエノ谷と木原谷の出合。




ゼエノ谷に沿って奥へ進む。
途中から稜線に上がる予定だったが倒木が進路を遮断するほど道が荒れていた。
たぶん、昨年の台風の影響なのだろう。
予定を変えてゼエノ谷歩きをやめる。
稜線めざしてちょっと急な足場の悪い斜面を這い上がる。
今日はあまりヤブコギみたいなものはしたくなかったんだけどなぁ!






稜線に乗ると癒し系の小径が続いている。
さながら自然林のプロムナードと言ったところか。




12時ジャスト、木梶山。
山名版が「木」の部分が朽ちてなくなっていた。

昼食タイムにするが、小ハエみたいものがブーンと顔の回りを飛び回る。
今日のために持って来た蚊取り線香をつける。
以後、ザックの後ろにぶらさげカランカランと不規則な音を出しながら歩いた。
おかげで、ヒルや虫などの被害はなかった。(笑)
(蚊取り線香がヒル対策に効果があるかどうかは知らないが)




雲行きが怪しくなって来たのでそうそうに木梶山をあとにする。
馬駆場までは、すすきの穂が赤くなって秋の様相を呈していた。
時折吹き抜ける涼気を含んだ風は汗ばんだ体に気持ちがいい。
そして赤とんぼが忙しげに舞っていた。
かけ足で山には秋がやってきているのだ。




すすきの穂に負けじとアセビも秋のお色直し。
一週間もすればアセビも一気にピンクから赤に染まるのだろう。




赤ゾレ山の小池の手前で今日初めて人の声を聞く。
10人ほどのパーティーが僕とは逆回りでやってきた。
聞くと地蔵谷から入ってきたとか。




すすきに覆われた赤ゾレ山はすっかり踏み跡が隠れてしまっている。
てっぺんの明るいところを目指して一目散で這い上がった。




南の方に伸びる稜線の向こうに明神平(たぶん)が視界に入って来た。
車の回収さえなければ明神平まで歩いてもそんなに時間はかからないだろうが。




赤ゾレ山のピークからは、4本の稜線が走っている。
すすきに埋もれているので、地蔵谷出合に降りる稜線が解りにくかったが
すすきの群れを抜けると踏み跡がしっかり続いていたので
踏み跡を追って行けば地蔵谷出合に出ることができた。




今日はじめての渡渉する水流の前で
ザックを下ろし、帽子を脱いで、顔を水面に近づけて
両手で水をすくい顔を洗った。
気持ちいいったらありゃしない。
ついでに冷たい水で喉も潤した。

靴を脱がないでもなんとか渡渉することができた。
そして5mほどの斜面を登るとそこには林道が。

林道に沿って流れる木梶川の清流の音を聞きながらスタート地点にもどったのが
15時30分。

今日のトレーニングで、とりあえず来週からのアルプス行きの足慣らしはできたやろか。(笑)





  1. 2012/09/10(月) 00:24:52|
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