ヴァリエーションが好きやねん vol.2

【鈴鹿】イブネ・クラシ 12.10.21



▲クラシからイブネ方面を眺める

イブネ・クラシのことを、ある人は「鈴鹿の雲の平」と言う。
また、ある人は「鈴鹿の軽井沢」と言う。

前々から一度は行ってみたいと思っていた所でやっと訪れる機会が巡ってきた。

● ● ●

土曜の夜、朝明渓谷(あさけけいこく)の駐車場に20時、着。
テントを設営し、空腹をみたすべく鍋を囲む。
久しぶりの鍋で話も弾んだ。
翌朝が早いので22時過ぎには小宴会を終え、シュラフにもぐり込む。

行程がロングになるので、4時30分過ぎには全員起床。
6時出発に間に合うよう、朝食、テントの後片付けなど手際よく事を運ぶ。

朝明渓谷に沿って、車道を進む。空気は冷たいが気持ちがいい。
頭上を見上げると天気予報通り快晴である。

中峠への分岐で白い大小の石で埋まった川を渡り、中峠に向かう。
まだフル回転していない身体に中峠への登りはなかなかつらい。




土石流で埋まった急斜面の谷筋は歩きにくい。
昨年の台風被害は、大峰台高はおろか鈴鹿山系にも爪痕を深く残しているみたいだ。




前方が明けてきたので峠が近いのが手に取るようにわかった。
駐車場から一時間で中峠。いいペースである。




中峠で一本とったあと、下水晶谷へ下る。




雑木林の中を下って行くと愛知川本流の太瀞に架かる吊り橋に。

下の写真のごとく、本流の渡渉を進めている。
よおーく見ると吊り橋の両端に架かっている一本の鉄骨が真ん中あたりで折れ曲がり
そこに錆が発生し、さらに亀裂が走っているので
いつ落下してもおかしくない危険な状態であった。

はたして僕たちはどうしたでしょう・・・。(ヒミツ)







太瀞の橋から本流の左岸をオゾ谷出合に向かう。

オゾ谷出合からしばらくは炭焼きの窯跡があるような広くてゆったりとした谷筋を行く。
いくつもの窯跡があったので炭出しにふさわしい雑木があったのだろう。




高度を稼いで行くとクラシとワサビ峠の分岐に。

クラシ方面に進むと谷も細くなり傾斜も立ってきた。
左岸の尾根に取り付こうとするが足元が弱く少し手こずった。
草も立木も乏しい滑りやすそうな傾斜のある斜面、そして高度感。
慎重に足を運んだ。







縦横無尽に走る木の根っこ。
さらにシャクナゲの立木が行手を遮る。加えて傾斜は急。
鉄山を想起させるようなところであった。




シャクナゲの藪道を抜け出すと疎林の中にクラシのピークが。
(クラシの山名板は確認できなかったけど・・・)




クラシ、10時。

クラシの疎林を抜け出すと、そこにはお山の庭園かとみまがうような
青空をバックにした趣の別世界が広がっていた。




「あれがイブネだね、あれが銚子か」
眼前に広がる景色に魅き込まれるように当初の予定にはなかった
「銚子まで行こうよ」ということに。







銚子のピーク名は樹木に刻み込んだものがあったが
山やさんのすることかいなと。(写真で解るかな?)




クラシから銚子を経由してイブキまで約50分。
庭園の中を散策する気分です。







イブネ山頂、10時50分。
そして恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、写真右からyassa、ハラッチさん、なためさん、すみこさん、小生

イブキのピークからは眼前のでっかい雨乞岳が迫力いっぱいです。
そしてそのピークに人の動く姿も確認できます。

目線を右に移すと御在所から鎌ヶ岳。
さらに右に転じると仙ケ岳から野登山。

北東に目を転じると釈迦ヶ岳。
空気が澄み渡っておればその向こうに白山も見えるとか。

ここは360度のパノラマを満喫できるところです。

山頂で昼食をかき込みながら、パノラマを堪能した後、
11時30分、イブネをあとにする。




登りではあまり見れなかった紅葉がちらほら目に入ってきた。






下山は根の平峠を経由して駐車場へ。
下山は下山で、変化のある飽きのこないルートで登りと同じように
楽しいバリエーションを満喫することができた。

駐車場14時50分。

歩行距離14.385km、歩行時間9時間。
今日もよく歩き、たっぷりリフレッシュできたぞぉー!!!



  1. 2012/10/22(月) 22:19:48|
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山上ヶ岳~レンゲ辻



▲だらにすけ花丑出店を過ぎたあたりからの山頂の眺め

大峰山系のめぼしいところのピークは踏んでいるのだが
どういう訳かメッカである山上ヶ岳の山頂を訪れる機会がなかった。

単独で行くにはハイキングがてらにいいかなと・・・。

● ● ●

「女人結界」なる門。
封建的な因習の遺物のようなことばである。
立て看板に綴られている文字を追うと
「伝統的に女人結界が守られてきた」とある。

うーん。
宗教的伝統ってなんやろう?
根源的な説明には触れないような表現で済ませている。

もしもそれが看板に明示されていたら腑に落ちないことは一目瞭然であろう。

あまりブツブツと言わないことにして・・・。




おさえて、おさえて・・・。

さすがに、世界遺産に指定されているだけに
植林の枝打ちされている様は、みごとである。




信者さん向けの茶屋が何カ所かあった。
もう今は参拝シーズンが終わっているみたいで
茶屋は人っけもなくひっそりと佇んでいた。







断崖絶壁には紅葉間近の枝々がぶら下がっている。




「親の言うことを聞くかー!」と断崖絶壁からロープで吊り下げられるので有名な
西の覗きである。
こわごわ絶壁の端まで近寄ってみるが下はハングになっているみたいで見えなかった。




山頂を囲む大峰山寺の門。
雰囲気があって寺社建築の好きな者には格好の門である。




山頂に着いた時には人影がなかった。
腰を落ち着けて昼食をとっていると、一人、そして二人組とやってきたが
あまりにも静かな山頂なのでちょっと拍子抜けがしないでもなかった。
「女人結界」さえなければ、女性達でさぞにぎわうのだろう。




手に取るように眼前に大日山と稲村岳。
見る位置を変えると新鮮である。




下山は、レンゲ辻経由。
整備された大峰大橋からの道とは違って急な下りであった。







道がクマザサで埋もれているところもあったりして
なかなか「ワイルドダゼェー」。







「女人結界」の門のひとつ、レンゲ辻の門。
ここから谷筋に一気に下りてゆくが癒し系の谷である。
下り一辺倒であるが、何人かが登って来ていた。
稲村へゆくのだろうか。山上ヶ岳へゆくのだろうか。




9時15分にスタートし、駐車場に着いたのが14時10分。

気持ちのいい汗をかくのに最適のルートだったが、
「女人結界」の門みたいなものが一日も早く撤去されるような日が来ることを願わん・・・。



  1. 2012/10/08(月) 19:30:14|
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