ヴァリエーションが好きやねん vol.2

比良・擂鉢山 13.2.16



▲擂鉢山ピーク付近の樹氷の回廊

比良山系でもマイナールートの擂鉢山のピークを踏んで
烏谷山(からとやま)まで足を伸ばしピストンする予定だったが
思わぬ積雪に時間を費やし、烏谷山のピークを踏むことができなかった。

● ● ●

明王谷の駐車場はすっかり雪に覆われ駐車している車は一台も見あたらない。
その駐車場に轍をつけて、9時15分にレディゴー。

牛コバまでの林道歩きは、奥の深谷の遡行時に歩いたことがあるがこれが結構長い。
加えてその林道もトレースもないほど雪にすっかり埋まっているので
駐車場からスノーシューを装着。




林道かどうか見まがうほど
牛コバ手前のそれはたっぷりと雪に埋まっていた。




牛コバ10時36分。

南比良峠への道標はあるのだがどこが登山道なのか全然わからない。
GPSと紙地図を照らし合わせながら
強引に取り付くべき尾根筋に目星を付ける。




無雪期は、登山道がジグザクについているのであろう
急斜面をダイレクトに登って行く。

強引に取り付いたかなと思うほど、斜度は急であった。
その斜面にスノーシューを蹴り込みながら登って行く。
交替で先頭を代わるが、なかなか厳しい登りが続く。

適度に休憩をとりながらも高度を稼いで行く。
あまり眺望の得られないルートの中で
立木の間から目の和むような頂が顔を出すとほっとする。(御殿山の頂きかな?)




11時50分、H750。
奥の深谷方面に続く道と擂鉢山ルートの分岐あたり。

無雪期なら南比良峠に続くルートを確認できるはずなのだが
雪に埋まっているのでそれがどこなかのさっぱり解らない。

僕たちは、尾根芯を外さないようにとにかく上へ上へと進んで行く。

現在地を確認すべくGPSに目をやると
林道歩きが長かったせいか、擂鉢山までの行程がまだまだ先であることに
ちょっとがっかりすることも。







頭上の天気は目まぐるしく変わって行く。
晴れ間が覗いたかと思うと、吹雪が舞ったりと忙しい。

このルート擂鉢山のピーク手前まで平坦なところがないので
雪が深いとなかなか厳しいものがある。

突如、吹雪が舞ったりなんかすると後続から
「まだ行くのー?』
「もうそろそろお昼にしない?』

時計を見やるとすでに12時を回っている。
烏谷山(からとやま)まで行けなくても、せめて擂鉢山まで行って昼食にしなければ。
さもないと、擂鉢山のピークも踏めないままの下山となってしまう。

メンバーの気持ちを推し量りながら
せめて、擂鉢山までは行こうねと奮起を促す声をかける。





ズボッ、ズボッとスノーシューごと沈んでゆく。
雪質は重く、スノーシューを抜く時に随分と負荷を感じるが
スノーシュー歩きを堪能するにはもってこいの稜線歩きとなってきた。







傾斜がいくぶん緩くなってきた。
もう擂鉢山のピークは近い筈だ。
GPSを見て、もう擂鉢山近くまで来ていることを説明すると
誰も「お昼にしたい・・・」とか言わなくなった。(笑)

擂鉢山の山名版を探して、そこで遅い昼食タイムにしようねと。




13時、擂鉢山。

今日の仲間は、


ハラッチさん、キャットさん、すみこさん、小生

時間的にもう烏谷山へは行けない。
擂鉢山から烏谷山へは、美しい樹氷の回廊が続くのだろうが・・・。

メモリーショットを撮り終えたあとは、
ツェルトを張って、その中で暖をとりながら腹ごしらえをすることに。




14時、擂鉢山をあとにする。

下山は、僕たちがつけたトレースをたどって行くだけだから
楽ったらありゃしなかった。




16時、駐車場。



  1. 2013/02/24(日) 17:30:07|
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蓼科山&横岳




今回の山行のプランナーはハラッチさん。

北八のどこへ行くのかも詳細を知らされない時点で参加者として手をあげた。(笑)
二年前の冬、硫黄から赤岳縦走を目指すも
強風のため硫黄で撤退の苦い記憶が蘇ってくる。
はたして今回はどうか。

● ● ●

9日の夜、高速のSAで一泊し、まだ薄闇の中、女神茶屋の登山口に向かう。
外は氷点下で、ビーナスラインは、一部凍結していた。

女神茶屋の登山口の駐車場に着くと一台の駐車スペースもないほどの満杯状態。
仕方なく駐車場以外のところで空きスペースを確保しようかと
バックをしかけたところで、運良く一台の車が駐車場を出ようとした。(ラッキー)

8時レディゴー。

ビュッフェの直線的な筆致を想起させるような天に向かってまっすぐ伸びるカラマツが美しい。
なんと詩的な風景なんだろう。




蓼科山は登り一辺倒のきついやまである。
無雪期の登山道は岩が露見しているらしい。
その登山道もすっかり雪の下に埋まって、トレースは
凹状の一本の溝みたいになっている。

アイゼンは駐車地点から装着。




望み通りの蒼い空が広がっている。
カメラのシャッターを押すために、手袋をぬぐと猛烈な風の冷たさを感じるが
ハートは晴れ晴れとしている。

なんと言っても、山は青空だぁー!
特に雪山はそうでなくっちゃ!!!




高度を上げると、樹氷の付き方まで変わって来た。
登り始めはカラマツ林だったが、途中から自然林に。

雪質は、アスピリンスノー。
さらさらとして湿りっけがないのでべとべとしない。

傾斜のあるところは、しっかりと前爪を蹴り込んで登って行く。




森林限界を過ぎると、風景が一気に変わった。
山頂ヒュッテ方向にトラバース道が続く。
そして飲み込まれそうな蒼穹が広がるが
白い雲の流れを追うとピークは風が強いだろうと。







赤岳、阿弥陀の稜線が威圧的である。
赤岳よりも阿弥陀岳の存在感がぐっと迫るものがあった。




11時15分ピーク。
蓼科山頂は思っていたよりも広々としたところ。
案の定、西風ないし北西の風が冷たく、長居できるような状態ではなかった。

オートタイマーでは三脚が固定できそうもなかったので
近くにいた人にメモリーショットを撮ってもらった。


今日の仲間は、禿洋さん、ハラッチさん、なためさん、小生

風を避けるべく雪に埋もれた小屋の裏側に回り込んで行動食をかき込んだ。
風がなければ、パノラマを眺めながら温かいコーヒーでも口にしたかったが
それは叶わない。







ピークでくつろげなかった分、下山で楽しまなくっちゃ!!!

ワォッ!!!
大峰界隈で見るモンスターと違って、桁違いである。







山麓に下りてくると、朝方目を奪われたカラマツが装いを変えて光り輝いていた。




翌日、登る横岳も全容を惜しみもなく曝け出して美しい。




13時15分、下山。

夜は、予約しておいた蓼科湖近くにあるバンガローで一夜を過ごす。
前日SAで過ごしたことを考えると比較にならないぐらい快適であった。

翌朝は、今回の山行のオプションである横岳へ。

昨日と打って変わって天気が芳しくない。
ピラタスロープウェイの8時45分の始発に乗車。
高度を稼いで行く前方に横岳が見えるはずなのだがそれが叶わない。
もう、この時点でモチベーションは下がり放っし。




横岳から縞枯山までのスノーシューハイクに人気があるらしい。
ガスに煙ってなにも見えないが
モンスターや枝枝に出来上がったエビの尻尾を見るとさもありなんと思った。













前日の蓼科山と同様、横岳のピークでの寒さ、冷たさと言ったら半端なもんじゃない。
晴れていたら、横岳からの眺望も最高だろうねと思いつつ
はや気持ちはピラタスのロープウェイ乗り場へ。




墨絵の世界が広がるような横岳のピストンハイクだったが
降りていくロープウェイから横岳方向を眺めると
ガスが晴れはじめ、うっすらとその山容を現わしはじめていた。

これはいつものこったぁ!!!(笑)
  1. 2013/02/12(火) 21:50:20|
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天女の舞周回 13.2.3




「天女の舞」って、なんて魅惑的な名前なんだろう。
誰がつけたか知らないが、期待に違わぬ素敵なところだった。

● ● ●

熊渡(くまど)の駐車スペースには一台も車がとまっていなかった。
今年の大峰は雪が少ないらしい。
R309を走るフロントガラスに広がる景色に白いものが見あたらない。
今日は、せっかっく勇んで「天女の舞」ってどんなところだろうと
ワクワクしながら来たのに、これでは稜線に上がっても雪はないかなと・・・。

8時15分、レディゴー。

弥山川遡行の取り付き方向に向かって歩いて行く。
雪が多ければカナビキ尾根のピストンもありかなと思っていたが
雪がほとんどなさそうなのでカナビキ尾根の一本西側にある尾根から取り付き周回することにした。

ジグザグの林道歩きを経て、P1364から走る南北の稜線に取り付く。
取り付き地点は急斜面で、打ち落とされた枝々が雪の代わりに斜面を埋め尽くしている。

林業関係者の目印のテープは随所にあるが
山やさんのテープはある程度高度を稼がないと出てこない。




この名前のない尾根は一本調子の解りやすい尾根である。
ただ地図を見る限りにおいては緩やかな尾根通しに見えるが
P1364に到るまでに2カ所ほど、やや斜面が立っているような所があった。





樹林帯の間から大日が顔を出す。
この時点では、隣の稲村はガスがたなびいて全容が見えないが・・・。




退屈な植林帯を抜け出すと、
限りなく透明に近いブルーをバックにうっすらと円弧を描く雪の堆積面。
理屈なくこの構図が好きである。
随分、この青と白のコントラストにお目にかかっていなかった。
僕はこのコントラストを求めて雪山に足を運んでいるようなものである。




そして突如、視界の方向に雪に覆われた斜面、樹氷をつけたブナの疎林が飛び込んで来た。

この2、3日の気温の上昇で雪景色一色の世界があるなんて期待もしていなかっただけに
眼前に広がる雪景色は、刹那、錯覚かとみまがうほどの美しさであった。

地図に目をやると、どうやら「天女の舞」あたりらしい。

なぜ、そこだけが純白に染められた別世界なのか。
他に視線をやると雪が溶けて地肌が見えているところが大部分なのに。
地形的に冷たい気流の通り道になっていて、それが格別の雰囲気を醸し出すみなもとになっているのだろう。
「天女の舞」の名前の由来は、どうもそのあたりから来ているのかも。





はやる気持ちを抑えて、足取りは軽く天女の舞へ向かう。
足元はしっかり締まっていたが、ややもすると凍っているところもあれば
ずぼっと踏み抜くところもあった。




最高のロケーションに、蒼穹をバックに光り輝く樹氷。




「天女の舞」の立て札があるところにたどり着いた。(11時30分)
「天女の舞」と書かれているが
ロケーションなどを見渡すと「天女の舞台」のほうがより適っているかなと、
提案すると一同相槌を打ってくれた。(笑)

その一同と恒例のメモリーショット。




風もなく、春のような陽射しを浴びながら、ブナの木を囲んでランチタイムをとった。

天女の舞から眺める大日、稲村は最高のビューポイントである。
途中で眺めた大日、稲村はガスがたなびいてすっきりしなかったが
こんなに間近にくっきりすっきりと眺望を得たのは初めてであった。







天女の舞を後にするのがもったいないぐらいの恵まれた日和とロケーションだったが
小一時間もたっぷりくつろいだので下山に向かう。

下山は、カナビキ尾根経由である













14時45分、下山。

アイゼンもワカンも一度も装着することはなかったが、
久しぶりの快晴下の山行は実に気持ちがよかった。



  1. 2013/02/04(月) 18:52:13|
  2. 大峰の山々
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