ヴァリエーションが好きやねん vol.2

剣岳 早月尾根から 13.8.17-18



▲ピーク直下の分岐で、青空が刹那広がったのだが・・・

晴れていれば、神々しいその先を眺めて感動していたのだろう。
晴れていれば、ピークから360度のパノラマを満喫していたのだろう。

天気は僕たちに微笑みかけなかったが
早月尾根は体力を要する実に厳しいところだった。

● ● ●

馬場島の駐車場に17日の深夜1時頃着。
あたりはひっそりと寝静まっていた。
翌朝の始動が7時なので寝酒を嗜んだあとは即座にそれに備えて仮眠。

テントの中に入り込んだ蚊が多数。
顔に数カ所刺され熟睡できなかった。

7時、40Lのザックを背負って、レディゴー。




早月小屋まで5~6時間。
馬場島79?m、早月小屋2224m。
標高差、約1400mか。うーん、結構な数字である。

ただただ登り坂をもくもくと歩いてゆくしかしようがない。
雑念を振り払い、黙然のみが省エネ登山に繋がるか。(笑)

樹林帯の中、芦生杉かとみまがうような大木が目を虜にする。

今回のメンバーは5人構成だが
時間の経過とともに隊列がくずれてゆく。
その隊列をくずれさせるほどの登りは厳しい。
加えて蒸し暑さと睡眠不足が追い打ちをかけた。




開けた所から望む赤谷山の稜線。
その赤谷山からの剣の眺めは実にいいという。
機会があればその赤谷山に登ってみたいとも思うが
果たして登る機会があるだろうか・・・。

その赤谷山から回ってきたという30代くらいの女性にあった。
地図を見ると赤谷山から剣岳に繋がる稜線があることにはあるが・・・。
登坂具を持ってなんどもクライムダウンを繰り返したのだろうが、はたしてどれほど時間を要したのだろうか。




花に興味のないのに花を撮った。
同行者によると剣にこんなに多くのお花があるなんてしらなかったと。




小窓尾根の稜線。
鋸の歯のような形をした尾根筋は人を容易に寄せ付けないのだろう。




12時15分、早月小屋。

夕食まで時間はたっぷりある。ならばビールだ、ビール。
疲れた身体を癒すのはこれしかないやろー!!!

小屋で買い求めたが、これがあまり冷えていない。
冷えていなければビールじゃないやろと。
という訳で、喉ごしさわやかなビールとはならなかった。




18日の行程は、3時起床。
4時剣岳のピークに向かう。

早月小屋からピストンで6時間。
6時間と言うと、近郊の山の日帰り登山に要する平均的時間。
さらにピストンを終えると、馬場島までの下山が5時間。
時間を考えると、足を運ぶ前から疲れてしまうので
時間のことはあまり考えないようにした。

暗闇の中をヘッデンを付けて、予定通り4時前にスタート。
この時点では天気がいいのかどうかわからない。

アタックザックの中身は出来るだけ軽くした。
水1L+雨具+細引き+行動食のみ。







烏帽子岩、
このあたりではピークに着く頃にはガスが晴れているだろうと
楽観的希望に託す。
それしかないもんね。(笑)




森林限界を超え、岩稜帯の山歩きらしくなってきたが
相変わらず空に青いものがない。










ピークはもう少し、ファイティン!!!

しかし空気は冷たく寒い。下界の暑さが信じられない。
上だけ雨具を羽織って、寒さに備えた。




カニノハサミ。
足元はすぱっと切り落ちている。
晴れていれば、いっそうの高度感が迫ってくるのだろう。
滑るとオラハイッチマッタダァ!の彼岸へ。(ちょっと大袈裟かな)
慎重に、慎重にならざるをえない。




ピーク近くは、完全にモノトーンの世界。







モノトーン+ガス+逆光でカメラに納めた写真は
年代物の写真みたいになってしまった。




それでもピークには多くの人が蠢く。
晴れる瞬間を固唾をのんで待っているようだった。
その光景はなぜか石川さゆりの「津軽海峡冬景色」のワンフレーズを連想させた。
♪北へ帰る人の群れは誰も無口で・・・♪

しかし天気は微笑んでくれなかった。
ガスの流れが速いので期待していたのだが・・・。
再度出直して来いということかもね。




そのピークでメモリーショット。



今日の仲間はハラッチさん、なためさん、すみこさん、hidetyan、小生

剣の山の神が耳元で囁く。
ツルギハソンナニアマイトコロヤオマヘンノヤー! と。

いつものパターンだがピークを後にすると所々ガスが晴れだした。ウヒョッー!!!




  1. 2013/08/19(月) 15:39:09|
  2. アルプス他、大阪から遠い山
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旭の川本流 13.8.11



▲二重滝の下の滝を右岸岩壁から懸垂下降

どれだけ淵や瀞があるのだろう、そしてどれだけ泳がねばならないのだろう。
一抹の不安もあって、ライフジャケットを用意した。

● ● ●

旭エレハウスを尻目に入渓地点になるカーブミラーを確認し、
遡行終了後の林道歩きを少しでも軽減できればと思い
車を宇無ノ川林道の出合に自転車をデポするために走らせる。

自転車を置いて、踵を返すようにカーブミラー近くの駐車地点にもどる。

川床にはしっかりとした踏み後があったのでスムーズに降り立つことができた。

入渓準備をして9時30分、レディゴー。




弥山川の白川八丁を想起させる日干しのような白い石が川原を埋めている。




今日は水量が少なそうだ。

残置ロープのあるところを見ると、水量が多い時はきっと巻くのだろう。
だが、今日は水温も願ったり叶ったりで冷たくもないのでどんどん水の中を進んで行く。







入渓してから一時間ほど経過しただろうか。
ライフジャケットの効果を試す淵がでてきた。
20mほどの淵。
ここでライフジャケットを装着し、ザイルをつないで水に浸かる。
浸かった瞬間、その浮力を実感し少々の距離があっても大丈夫かなと。

淵を泳ぎきり、笛をならし、ゴーサインを送るが声が届かず反応がない。
なためさんと身振り手振りで僕がザイルをたぐり寄せることを確認する。
たぐり寄せるとそのロープに二人がぶら下がっていた。(笑)

ところがこの淵の写真を誰も撮っていなかった。
僕は僕で両手でザイルをたぐり寄せなければならないので、写真を撮っている余裕がなかった。




前回行った前鬼川の透明度と遜色のない美しさ&きれいさ!!!
気持ちよくすいーっと水遊びに興じることができた。










二重滝。
攻略法は、ネットで集めておいたからばっちり。

下の滝を巻くのに右岸の壁に残置ロープがあったが
見た目にも朽ちていたのでそれは使わなかった。
上の滝の落ち口を優に越える高さぐらいまで岩壁を登り
立木に支点を確保し懸垂下降で下の滝の落ち口に下りた。
そして速い水流の中を横断して右壁に取り付き、
上の滝は左岸から小さくまいた。
こちらはノーザイルでスムーズにゆくことができた。







上の滝の釜の水はコバルトブルー色を呈し、渦を巻いていた。




ここも泳がなければならない淵。
足元は下に着かないがライフジャケットのおかげで
トップ役はばっちり勤め上げることができた。
そしてここも泳いでいる写真が一枚も収まっていなかった。(笑)




核心の3mの滝。
滝の後ろに鎮座している巨岩はオブジェのようで絵になっていた。

この滝の攻略に少々手こずった。
右岸の高いところに残置ロープがあるので
その岩壁をトラバースするようである。
が、それを見てメンバーの二人がちょっと怖じ気づいた。

他の攻略法はないものか。
滝の左壁にガリーがあるのでそこを攻略できないものかと泳いで見にいったが
滝の下の水の流れが速いのでたどりつけない。
あきらめてUターン。

ならばと、なためさんがザイルを出して残置ロープのある岩壁をトラバースしてゆく。
見事にクリア。

ザイルがあっても二人はそのトラバースは怖いと言うのではたしてどうしたものか。

結果、ザイルを頼って滝下まで泳ぎ、そこからガリーをゴボウで登って行くことにした。
これが大正解で、スムーズに事が運んだ。










もう、あとは難所はないはず。たぶん。




水にたっぷり浸かったり、泳いだりでお腹がグーと鳴ってきたので
そろそろお昼タイムで時計を見やると午後1時前だった。

今日も飽きもせず、またまたソーメン!!!
沢で食べるソーメンは何度食べても飽きないのです。

ビールも適当に入り、予定の中ノ川の出合まで行くのはその時点で頓挫してしまった。(笑)

それでも遡行を終える林道が下りてくる所までは
まだまだ泳ぎがあったりした。







林道が見えてきた所で遡行終了。
そして恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、なためさん、キャットさん、hidetyan、小生

中ノ川の出合まで行けなかったのは、入渓時間が遅かったことにもよるかも。
悔いが残るのは、引木滝手前の50mほどある長淵ゴルジュを泳げなかったことかな。

自転車の置いてある宇無の川の出合は3時30分頃だった。

たっぷりと水を浴び、たっぷりと泳ぎ、猛暑と喧噪の大阪を忘れる一日だった。
  1. 2013/08/13(火) 08:11:15|
  2. 沢遡行
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