ヴァリエーションが好きやねん vol.2

黒部峡谷・下の廊下 13.10.13-14




一歩踏み外せば奈落の底へ、彼岸と此岸の境界が下の廊下である。
大仰な表現をするとそういうことになるのだが
よくもまあそんな所へ好き者達が足を運ぶもんだと。
好き者たちは、老いも若きもこの連休が下の廊下のベストシーズンだとばかりにけっこういた。

● ● ●

同じ行くなら天気のいい日に限ると、予定日を一日スライドしての山行になった。

12日の深夜、扇沢の駐車場に着。
有料駐車場の隅っこにテントを設営し、軽く一杯あおり眠りの世界に。

翌朝、始発のトロリーバスに乗るべく、乗車券売り場は長蛇の列。
大半は黒部ダムの観光客みたいである。
宇奈月に車を回送してもらう業者への手続きも終え
6時30分始発のトロリーバスに難なく乗車することができて
下の廊下へレディゴー。




今回の目的の一つは、錦繍に染まった黒部峡谷を愛でながら
下の廊下を歩くことであったのだが
その紅葉詣での楽しみを満たすべく紅葉はまだ広がっていなかった。




足下ばかりに気をとられて歩いていると
頭上にも広がっている素晴らしい景色を見落としてしまいがち。

足下をみつつ、前方をも視野に入れ、そして時々上も見る。
そして歩いて来た後ろを振り返ると印象の違う風景が広がっている。
これが下の廊下のベストの歩き方かなと思いながらも
足下に自然に目が行くのはしようがないか。(笑)




高い所があまり得てでない僕にとって
正直歩く前は、どんなに尻込みをしてへっぴり腰を呈するのだろう。
と、思っていたのだが
歩き進むうちにいつの間にか高所に対して不感症になった僕がいたので
慣れというものは実にこわいものだと思った。






下の廊下は、関西電力がダム建設のために調査目的で作った歩道であって
決して登山道ではない。
そして、この下の廊下を歩ける期間というのも
一年のうちのひと月ぐらいらしい。
歩道が雪渓に埋まると難を極めるみたいだ。




歩道を埋めていた雪渓の残骸。
この残骸は溶けずに今冬降り積もる雪の下になるのか・・・。




よくもまあこんな道を作ったものだと、その労を思うと
想像を超えてしまうものがある。

くわばらくわばらと足元に注意を払いすぎると
頭をごつんと岩に打ち付けたりする。オーマイゴッド!!!




雪渓が残っている時に、迂回すべく作られた櫓のような梯子。
雪渓が残っていなかったので、わざわざその櫓を迂回する必要もないのに迂回する人も。(笑)
またこのような櫓は、毎年作業員によって新しく作り替えられているというから
歩道維持のための作業は敬服すべきものがあった。




白竜峡から十字峡の間がちょっと際どそうなところが続き
一番気の抜けない所かなと、個人的には思う。
また一番美しい所でもあるので
もう少しゆっくり風景を愛でながら進みたいと思ったが
後ろから来る人に急かされたりする気配を感じるとそれができない。(笑)
誰も急かしたりはしていないのだろうが・・・。




岩壁を逆コの字型にくり抜いた所では
身を屈めてバランスを崩さないように慎重に足を運ぶ。
また、丸太で作られた渡り梯子が岩清水で濡れていたりすると要注意だ。







その十字峡。
剣沢、棒小尾沢から流れ込む冷たそうな水がとぐろを巻いている。

歩道を少し下ったところにその展望所があった。




その展望所で恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、なためさん、すみこさん、小生

朝から歩き始めて6時間ぐらい経過すると
同じような景色が続き、少し食傷気味なってきた。
S字峡あたりまで来るともう満腹状態かな。(笑)

仙人ダム手前の東谷の吊り橋。
吊り橋を渡るのに順番待ち。
一人ずつ渡るのに平均1分要する。
小走りで渡る人もあれば、慎重にバランスをとりながら渡る人も。

渡り終えてから眺めると結構な高度感。
あの谷瀬の吊り橋ほどの高度感はなかったが・・・。




15時30分、阿曽原温泉小屋。

ここで、困ったことが。
テン場が満杯で張るところがない。
張れる所を探し求めて露天風呂のあるところまで下っていった。
露天風呂が見えるか見えない所にテントが張れるスペースがあったので
そこにテントを張ろうとすると
お風呂が見えるからそこはダメだと女性から咎められた。

誰にも咎められない所に一応テントを設営することができたが
夕闇が落ちる頃になると、ダメ出しを喰らった
露天風呂が見える場所に十数張りのテントが並んだ。(笑)

翌朝、6時から欅平を目指す。

水平道は前日歩いた以上の高度感があるがもうすっかり慣れてしまって
なんの感動もなかった。(笑)




オリオ谷のオリオ滝は50mは優にあるのか。
水量は多くはないが高度感があって見応えがあった。




欅平、10時10分。

無事、念願の下の廊下を歩き終えたが
冒頭にも書いたが錦繍に染まった下の廊下を歩きたかったなぁ!!!
  1. 2013/10/15(火) 20:47:56|
  2. アルプス他、大阪から遠い山
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高野辻~滝山散策 13.929



▲高野辻から明星ヶ岳を眺める

上の写真の明星ヶ岳のピークを踏んでトップリ尾を下ってくる予定だったのだが
登山口へのアプローチ段階で度重なるミスを繰り返し
山行ルートの想定10時間の4分の1を喰った。
故に日没時間のことを考えると山行は不成立にせざるをえなかった。

ザンネンムネンノスカタンオフ、ミジュクハンジュクノータリーノ でした。

気を取り直して高野辻に移動し、滝山から天和山をピストンしようと足を運んだが
歩いたのは滝山まで。

高野辻から眺める八経ヶ岳、明星ヶ岳、仏生ヶ岳の稜線はアルプスのそれには及ばないものの
なかなか見応えのある展望だった。

とりたてて、失敗記を細やかに書くこともないので
今回はこんなもんでゴメンヤッシャー!!!
  1. 2013/10/01(火) 01:19:49|
  2. 大峰の山々
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