ヴァリエーションが好きやねん vol.2

筏場~大台辻~添谷山




筏場から大台辻を経て大台ケ原に通じる道は
山頂の賑わいとは反して人気も少ない静かなクラシックロードである。
途中、何ヶ所かの山ぬけがあり、気がぬけなかったが
久しぶりに雪のない道を長い時間たっぷりと歩くことができた。

● ● ●

筏場の駐車場で600円を払って9時ジャストにレディゴー。
以前は駐車料金を徴収されなかったが
監視員が立つことで車上荒らしのリスクが減るなら
それはそれで安いものである。




3年前に川遊びをした本沢川を左に見ながら歩を進める。
川の大半を占める岩々の間を縫うように流れる水は
水深のある所でサイダーのような泡を呈していた。

また、対岸に咲く何本かのアカヤシオが眼を釘付けにした。
カメラでは収まらない距離だったのでシャッターは押さなかったが
遠目にもその美しさが伝わって来る鮮やかな色合いだった。




白倉又谷、黒倉又谷の出合を経て釜之公谷の出合へ。




釜之公谷の出合からは川筋を離れて尾根筋へ入って行くが
お世辞にもいい道だとは言えない。
悪路と言ってもいいほど荒れていた。
それはまさに大人のアスレチックゾーンである。

倒木あり、山ぬけありと・・・。
その山ぬけした所にはロープ等が設えてあったが
見た目に劣化しているのは一目瞭然で
それに体を預けるのは少し心許なかった。




整備された登山道しか歩いたことのない人を連れてくるには
???が伴うようなリスクの高い道である。




岩盤から湧き出る銀嶺水があるはずなのだが見あたらない。
水が乾いてしまったのか、はたまた山ぬけで埋まってしまったのか・・・。
(下山時、再度それがあるところを確認しながら下りると
 それらしき所があった。水が干上がっているのかほとんど流れていなかった。)




大台辻手前の大きな山ぬけ。
さすがにここには残置ロープはなかった。
その山ぬけを大きく巻くような踏み跡があったので
それを追って行くと無事登山道に復帰することができた。




ミツバツツジが蜜を競うように咲いていた。
その咲きっぷりはあまりにも艶やかだった。




大台辻、12時ジャスト。
時計と地図を見やると一時間ぐらいで添谷山に行けるかなと。
もうこの辺りで昼食をと言う声もあったが
ピークに行かないとおいしいビールが飲めやしない。
ピーク手前でそれを口にしようものならあと歩けなくなるのは判りきっているから。(爆)




大台辻からは台高縦走路が走っている。
歩きやすさだけではなくブナ等の自然林の中を歩くので気分も軽くなる。







読み通り、13時添谷山。
大台ケ原ドライブウェイの方に目をやると幾筋かの谷筋に白いものが残っていた。

そのピークで恒例のメモリーショット。


今日の仲間は、ハラッチさん、ミントさん、なためさん、小生

汗がひくような冷たい風が通るのでカッパの上着を取り出す。そして昼食タイム。

今日のメンバーとは一週間後に今年最後の雪山に行くことになっている。
ロングな山行になるだけに、今日はほどよいトレーニングになったかも。

40分ぐらい寛いだろうか。下山へ。




ひときわ目を引いたバイケイソウの一群。
そのグリーンは自己主張のかたまりみたいな色彩を放っていた。
そういえば、頭上の木々の枝先には新緑がまだ付いていなかった。







下山は大台辻を経由しないで銀嶺水の手前に下りる尾根筋を選んでショートカット。
それが効いたのか、予定よりも若干早く、17時、筏場下山。



  1. 2014/04/29(火) 01:32:01|
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丸山 14.4.5-6




丸山と言えば、西穂の丸山を連想する向きも多いと思うが
神鳩ノ宮避難小屋から東に位置する丸山からの別山の眺望は秀逸であった。

無神論である僕がもしも神の存在を認めるとすれば
山の神の存在だけは認めてもいいかなと。
なぜなら、今回も天気に恵まれた山行をすることができたから。(笑)

● ● ●

白山中居神社前の駐車場に車を駐め、5日の10時40分レディゴー。
そこから大杉のある登山口までの林道は、車は通行止め。
除雪車が進入を阻止するかの如く仁王立ちしていた。

その林道は倒木や大小の砕石が転がっていて荒れていた。

石徹白川に沿って歩を進めるが、前泊用の食材などを詰め込んだザックは重い。
加えて神鳩ノ宮避難小屋が万一使えなかった時のことを考えて
テントもザックの中に忍ばせている。




白山中居神社から登山口まで1時間40分。予定より20分早かった。
林道歩きを終え、気持ちを入れ替え登山口に取り付く。
石の階段が雪に埋もれてうっすらと見え隠れしているのでそこが取り付きだとすぐ判った。
足下は、春特有の腐れ雪ではなく新雪の下は締まっていて歩きやすい。

しかし、トレースはない。
故に、今日も僕たちだけの山である。(笑)

大杉のある方向を目指して歩を進めて行く。




石徹白の大杉と初めて対面。
空に向かって大きく伸びているのかと思いきや
落雷を受けて折れてしまったのかそれはなかった。




無雪期なら神鳩ノ宮避難小屋まで2時間足らずぐらいだが
今日は時間もたっぷりあるので眺望を愛でながら進めばいいかなと。

実を言うと、前日まで天気予報にかなり悩まされたので
頭上に広がっている青空は、うれしい誤算だった。
小屋までは雨でも雪でも構わないが、翌日の小屋から丸山までの間は晴れてほしいと。




登山口から2時間くらい経過したあたりでスノーシューを装着。
僕以外は全員ワカン。
つぼ足でも沈まなかったが、スノーシューをつけるとより快適だった。







でぇーんと銚子ヶ峰が指呼の先に。
ということは神鳩ノ宮避難小屋は近いはず。ファイティン!!!




その姿を見るまでは雪に埋もれていたらどうしようとか、あらぬことを考えたりしたが
視界にすっきりとその小屋が入ると懸念は吹き飛んだ。

16時、神鳩ノ宮避難小屋。

名古屋からスキーに来ていた先客が2人いた。
彼らのおかげでその夜は快適な一夜を過ごすことができた。
小屋には二台のストーブが常備されていたが
それに費やす石油を彼らが持ってきてくれていた。
夜間は暑さで寝苦しさをおぼえて
ストーブの火を消さなければならないほどだった。

その彼らの興味ある話。
神鳩ノ宮避難小屋へは何度も足を運んでいるが
2月に来た時は大杉の登山口で敗退したとか。
平坦な道路が雪に完全に埋もれて斜面と化し
それをトラバースするような形で進んだらしい・・・。




4月6日。
計画段階では丸山か銚子ケ峰のどちらに行こうか悩んだ。
小屋から銚子ケ峰は片道一時間。丸山は二時間。
ならば少しでも眺望を一時間でも長く楽しめる丸山の方がいいかなと。
朝発つ時に天気が悪くなりそうな気配だったら銚子ケ峰ピストンも考えたが。

その丸山へ。
予想通り今日も青空が広がっているが、ちょっと雲の多いのが気になる。
青空の広がっているうちに、丸山まで行かなくっちゃ!!!

6時20分、小屋をあとにする。
小屋からスノーシュー装着。
不必要な荷物は小屋に置いてきたので背中は軽いったらありゃしない。




歩を進める先に太陽が届かず日陰になっている斜面が現れた。
その上を歩いて行くのだ。




今日はトップでガンガン飛ばして行く。
そりゃそうだろう背負っているザックを考えると、空馬の競走馬みたいなものだ。(笑)

振り返ると、野伏から薙刀、願教寺に続く稜線が美しい。
野伏は過去一度登ったことがあるので機会があれば薙刀か願教寺かも。
神鳩ノ宮避難小屋から銚子、願教寺、薙刀、野伏を周回すると10時間くらいかかるらしい。
もうそれは僕らの体力では無理だが・・・。




銚子ケ峰から一の峰、二の峰、三の峰と別山に続く稜線。
ガスがかかったり、刹那消えたり・・・。




こんなんで、どやっ!!!(笑)







たなびく白い雲が多くなってきた。
振り返れば眼を虜にするような景観。前方には丸山も視界に入って来た。




指呼の先に、丸山。




すっきりくっきり別山。










丸山のピークへの登りは急斜面、核心の登りだった。
しっかりと雪を抑えなければちょっとリスキーな傾斜。
後続のワカン組を振り返ると、なためさんがステップを切ってくれている。
これで一安心だ。

8時10分、丸山のピークに立つ。

そして、恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、ハラッチさん、ミントさん、なためさん、すみこさん、小生

メンバーの一人が、体調不良で丸山への途中で離脱し、写真に乗っていないのが残念だった。

ピークでコーヒーなどを口にしながらくつろいだ後は、来た道をピストン。

小屋からは前日僕たちがつけたはずのトレースが残っているはずだったが
一夜にしてそのトレースは消えていた。
要所要所でGPSでルートを外していないか確認しながらの下山になった。

登山口12時、白山中居神社13時40分。

林道歩きをしている最中に春とは思えない雪が舞い、
山中での降雪ではなかったことにほっとした。

山の神に感謝!!!



  1. 2014/04/08(火) 01:03:07|
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