ヴァリエーションが好きやねん vol.2

雲音谷遡行 14.6.15




2年前から暖めていたプラン。
初めての雲音谷は、予想以上にハードで、事前に得ていた情報に違わぬ連瀑は楽しかったが
倒木があまりにも多すぎたのが少し残念だった。

● ● ●

道の駅 ほんぐうで前泊。
初めて利用するほんぐうは風光明媚なところに位置する。
道の駅のすぐ傍を川幅の広い熊野川が流れ、
その向こうに山並みをバックに民家が点在する絵のような風景が広がっていた。
大阪から近ければ何度も足を運びたいと思った。

翌朝、入渓地点の七色集落のはずれにある雲音橋に車を走らせる。
七色といい、雲音といい実に響きのいい地名である。
フロントガラスに映る土建業を営む建物や車の紫色がやけに目についた。

入渓は、雲音橋の右側の工事現場みたいな所から。
6時20分、レディゴー。
沢遡行にしては900mほど上がらなければならないので長丁場である。




どこにでもあるような渓相が続くが、少し荒れているなの印象。

1時間足らずで最初の大滝が出現。
倒木がなければ、きれいな滝に映えるのだがそれが少し残念。
2年前にこの地域を襲った水害の影響なのだろうか。




間近で見上げると2段になっているみたいだ。

当然ながらこの滝を高巻くのだが、左岸から巻く情報と右岸から巻く情報があったが
僕たちは右岸から。




ルンゼを登ると頭上に送水管が走っているのが目に入り
そこに関電道みたいな杣道があった。

左岸から高巻くとかなりのハイリスクを伴うらしい・・・。




杣道に誘導されて歩を進めると
鉄製の階段などが敷設されたところを経由して
沢身には簡単に降り立つことができた。

高巻いた滝を過ぎると水深のあるところがでてきたが
水に浸かっても腰の辺りまでだったので
今回の遡行で泳ぎを強いられるところはなかった。




8時20分頃、核心の二段の滝。
それは高度380mぐらいの所に位置し
上が15mで下が20mの連瀑になっている。
そしてその20mの滝の横に15mすだれ状の滝が並んでいる。
こんな滝を見せられるとこの滝の前で時間を過ごして
Uターンもありかなという気分にさせられた。(笑)







二つの滝をバックに、恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、YASSAN、ミントさん、ハラッチさん、なためさん、小生

この核心の滝を高巻くのも右岸からと左岸からの情報があった。
どちらから巻くかは現地に立って、地形を見てから判断することにしていた。
大峰台高の沢と違って入っているパァーティは少ないみたいだ。
目印になるテープなどはひとつも目にしなかった。

15mのすだれ状の滝の左岸から巻き上がれば杣道があるということなので
右岸よりは左岸の方が傾斜も緩やかだし、その左岸から巻くことに。
傾斜が緩いと言っても、それはあくまで右岸と比べればと言うことで
険しい高巻きを強いられることに変わりはなかった。

立木を掴み、それがないと土から出ている根を見つけては掴むなどをして
傾斜のある斜面を登って行ったが気の抜けない高巻きだった。

頭上に杣道が通っているだろうと思わしめる石垣が目に入った時は
どんなにほっとしたことか。

数字上では40mぐらいの高巻きをしたことになる。
20mの滝の上にある15mの滝も一気に巻いたので
その15mの滝は、結局拝めなかった。




核心の滝を過ぎれば、あとは楽勝と思いきや
これが大きな間違い!!!次から次と出て来る大小の滝が!!!
決して小滝だけではない。
7m前後の直登できそうもない滝もいくつかあった。




興ざめだったのが倒木。
倒木のないところはきれいな沢だと思わしめるのだが
倒木の溜まり場に遭遇するとモチベーションが下がってしまう。

もうアスレチックな気分!!!







倒木さえなければ、美瀑が続いてもっと美しいだろうに。




覚えきれないほどの滝が出現し、数えきれないほどの滝を巻いた。







高度600あたりで昼食タイムをとる。
今日は遡行時間にどれだけ時間がかかるのか読めなかったので
恒例のソーメンはなし。(結果としてそれは正解だった。)







高度750の二俣で左俣を行く予定だったが、右俣に行ってしまった。
それに気づいた時に、50mほど下れば二俣に戻ることもできたので
戻ることも考えたが、地形図を見ると同じような谷を詰め上がることになるし
そのまま進むことにした。でも、何故間違ったのだろう???

高度920で大きな岩壁が出現。
さて、左右の尾根に上がるしかないので、右岸の尾根に取り付くことに。
ただ、尾根への取り付きが崩れているので難渋した。
一人が乗り越え、ザイルを出してゴボウで全員引っ張り上げた。

稜線までは♪北へ帰る人は誰も無口で~♪の心境で
もくもくと植林の枝打ちされた枯れた小枝がうっすらと積もる急斜面を登って行く。





果無山脈の稜線に、14時10分。

あとは七色の集落を目指して下るだけ。
七色集落、16時30分。

久しぶりにたっぷりと時間を要し、たっぷりと体力を費やすような沢遡行を楽しんだ。
ほんとうに倒木さえなければ最高の谷だったろう。たぶん。



  1. 2014/06/16(月) 22:55:16|
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元越谷遡行 14.6.1




元越谷は四年ぶりの遡行である。
記憶に印象深く残っているのは、元越谷の大滝と水がきれいな沢だったこと。

● ● ●

鈴鹿スカイラインが武平トンネルが通行止めのため
名古屋から参加する佐野さんと道の駅「関宿」で合流。

1号線を経由して野洲川ダム方向に車を走らせる。

鈴鹿スカイラインから外れ大河原橋を渡ってやや行ったあたりで車は通行止め。
その近くで車を止め8時30分レディゴー。

入渓地点まで50分の林道歩きを余儀なくされる。

入渓のための準備をして、9時20分今シーズンの初沢の第一歩!!!
「冷てぇー!!!』と叫びたいところだったがそうでもなかった。(笑)




新緑の若葉を透過する光線の加減なのか、水までも新緑の色を呈している。
思わず、「きれいっ!」って独りごつ。

大小3つの堰堤が次々と出現。
そこには踏み跡明瞭な巻き道が右側にあった。




腰のあたりまで浸かりながらのへつり。
水温を気にしなくてもいいのがうれしい。







入渓地点から一時間くらいで元越大滝の出現。
木漏れ日のトンネルを抜けると飛沫を上げる水量たっぷりな水爆。
高くはないがいい形をしている、それがこの沢の核心である。

流れ落ちる滝を前にしてメンバー思い思いのポーズをとりながら
写真を撮ったり、滝の下部の穴蔵を覗きにいったりと
しばし、遡行を忘れてくつろぎタイム。




いつもよりちょっと早めのメモリーショット。


今日の仲間は、なためさん、佐野さん、ミントさん、小生

大滝を前にしたくつろぎタイムを終了したあとは
なためさんが核心の水際の右を果敢に攻めて行く。
残りのメンバーは、それを見ながら木の根を掴みながら巻いて行く。
水際も巻き道も両方とも残置があった。




大滝を過ぎるとあとはとりたてて強調するようなところはないが
小滝やゴルジュがあり変化に富んでいていて飽きがしない。




唯一、後続にカラビナと細引きを連結してお助けロープを出したところ。
巻こうと思えば巻けるところだったんだが。










11時30分、仏谷出会いで昼食タイム。
恒例のソーメンは、遡行時の定番メニュー。
二回目にソーメンを湯がいたあとは、にゅーめんに代わった。

昼食を終えた後、稜線目指して登って行く。
さすが水線が細くなってくると、渓相は少し荒れた感じ。

13時20分、縦走路に乗り、沢装束を解く。

沢装束を解きながら頭上を見ると、まぶしいばかりの若葉。




水沢峠を経て谷筋に下って行くと、山ぬけで登山道が遮断されている。
その山ぬけしたところに林道がぽっかり口を開けていた。

4年前はもっと下った所で林道に上がったのにと思いつつ
ためらいもなく林道に上がり駐車地点に戻る。

15時30分、駐車地点。

下山後は、かもしか温泉に向かい沢の汗を流す。
かもしか温泉は、昨年立て替えたとかで
以前の古びた雰囲気はどこを探してもなく
ちょっと洒落た山麓のホテルをただよわせるような佇まいに変わっていた。



  1. 2014/06/03(火) 14:34:30|
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