ヴァリエーションが好きやねん vol.2

東多古知谷遡行 14.7.21




海の日の連休を利用して、八ヶ岳のバリーエーションに行く計画を立てていたが
天気予報が芳しくなく、急遽沢遡行に変更した。

● ● ●

先週も比良の奥の深谷を遡行するつもりだったが、
現地に向かう途中から雨が降って来たので坊村に着く前に遡行を中止にした。
雨の中でも遡行できないこともないが、入渓前から雨を見るとモチベーションが一気にさがってしまう。

今日は頭上に青空は広がっていないが、天気はなんとかもちそう。
三ツ口谷の登山口から表道の道標に沿って歩を進めると
東多古知谷の目印になる堰堤が現れた。

9時10分、入渓。
その堰堤を軽くやりすごすとチョックスートンのミニ版がお出まし。

水流は伏流気味で、大岩を縫うような流れはあるが水に浸かって歩くような感じはない。




両岸の壁が立っていて、その廊下を進む。




さらに壁は立って来て、その造形美は美しさを増す。
一般の登山道歩きではあまり味わえないようなところ。




百間滝手前の20mの斜瀑。




幅広に広がる左の水際からなためさんがトップで上がる。
念のためザイルを出した。

しっかりとしたホールドがあり、滑らない花崗岩で遡行は快適である。




斜瀑を上がりきったところが百間滝の基部。
どや! その百間滝。
この滝見たさに今回の遡行が成立したみたいなもの。(笑)

飛沫を豪快に上げるような滝ではないが随分と高い。
落差はいくらぐらいあるのだろう。
情報はいろいろあるが、まあ直登するわけじゃないからいいか。

ハーケンを打ち込んで攀じ登れば登れそうな雰囲気であるが
トップロープで誰かが引っ張ってくれたとしても
途中で高度感に怖じ気づいたら心臓が止まるかも。(爆)




百間滝をバックに、恒例のメモリーショット。


今日の仲間は、YASSAN、ミントさん、佐野さん、なためさん、小生

核心の滝を十分に堪能したので左岸から巻きにかかる。
踏み跡が薄いので慎重に木の根や立ち木をしっかり掴みながら攀じ登る。

落ち口に近い所に降り立ったところは、青空が広がっていれば
鎌ヶ岳の最高のビューポイントかもと思われるようなところだった、たぶん。




美しいナメがしばらく続き、気持ちをほぐすのに十分すぎるほどの渓相。













百間滝通過後に出て来た10mぐらいの大きな滝。
シャワークライムは無理だが、右横から小さく巻いて行く。
これを過ぎるとあとは小滝、小滝の連続・・・。







遡行距離は短いけれど、
遡行を愉しむ要素がいっぱい詰まっているのがこの沢の特徴かも。







11時30分、表道が谷を横切るところで遡行を終了。
ガチャ類を外し、靴を履き替え御在所の山上公園に向かう。

公園はピクニックの雰囲気で老若男女がくつろいでいた。
もしもガチャ類を付けたままの状態だったら、異様な視線を浴びたかも。(笑)

タイミングよくベンチの椅子を確保でき、
乾いた喉を潤すべく、全員でビールでカンパーイ!!!
今日は飲んでもあとは登山道を下るだけ。
アップダウンがあると心臓に負担がかかるが
それがない分、ビールのおいしさがさらにアップ。(笑)

下山は、表道から。

僕にとって御在所は、実に50年ぶりで、中学校の林間学校の時に来たとき以来である。
当時、大きな山小屋みたいな所に泊まって御在所から鎌ヶ岳を往復したのを覚えている。
建物までさすがにはっきりと覚えていないが
今は取り壊されて新しい箱ものに変っているのだろう・・・。

下山途中から眺めた百間滝。
そう言えば百間滝を巻き終えて沢床に降り立った時、この場所から手を振る登山者がいて
僕たちもそれに応えて手を振った。




14時、下山
  1. 2014/07/22(火) 22:44:59|
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松山谷から鎌ヶ岳 14.6.29




松山谷はひと月前に遡行した元越谷の北の方に位置する。
あまり知られている谷ではないが
詰めれば好きな鎌のピークを踏めるということなので妙味あるルートかなと。

● ● ●

入渓地点のほぼ近くの雨乞山への登山口になる
稲ヶ谷の登山口に車を駐め、8時45分頃レディゴー。

入渓地点の目印である東芝山岳会のプレートがガードレールにぶら下がっているが
少し手前で川床に下りる。

予定通り2つの堰堤が出て来て、情報通り右岸から無難に巻いて行く。




ほどなく両岸の壁が立って来て、前方に水量の少ない滝が視界に入って来た。
てっきりその滝が3段25mの滝と思い、この滝の直登は無理かなと刹那思った。
右岸の出っ張った壁に遮られて視界に入らなかったが
お目当ての3段の滝はその横にあって、鋸の歯のような形をしていた。

水量は前日に降った雨のせいで随分多いみたいで
「沢ナビ」ではこの谷のグレードは1級+αになっているが
水量が多いと幾分グレードは上がるんだろう。




最初の一段目の滝はくの字の形をしており
落ち口はテラスのようで何人かが立てれるスペースがありそうだ。




僕がトップロープで、シャワークライム覚悟で行く。
見た目以上に水圧を感じるので
ホールドもしっかりしたものを押さえなくては負けてしまいそう。
気温が高いと言っても、ガバを探すのに手間取っていると
水の冷たさがじわりと伝わって来る。




案の定、落ち口はテラスのようになっていた。
そこでピッチを切り、後続にオッケーの大きな声を出すが
その声がかき消されるほどの流れの音。







二段目の滝には倒木がかかっているが、水量が多すぎてシャワークライムはできない。
YASSANが滝の左を登って、後続を確保。




三段目が樋状の流れになっていて果敢にシャワーを浴びながら挑むが
あと一歩のところで手がかりが見つからず押し戻される。
仕方なく流れの左を登り、後続を引っ張り上げる。

僕たちにとって、この三段の滝が核心だった。
あとから出て来る10mの滝は水量が多くて直登しなかったので
直登した分だけ三段の滝の方が印象深く、核心と呼ぶにふさわしい水量と登りだった。
これはあくまで主観的なものであるが・・・。




核心の滝を過ぎると、手頃な小滝と花崗岩の滑床があって、歩きやすい。







10mの直瀑とそれに続く10mの斜瀑が出現。
水量が少なければ直登できそうであるが
水量が多い分リスクは避けた方が無難との判断で
右岸から巻いて行く。

右岸の巻きは踏み跡があり、立木をしっかり掴んで行けば
容易に巻いて行くことができた。




11時頃、水線が細くなって来たあたりで、恒例のソーメンで昼食タイムに。
朝が早かった分、お腹の燃料は尽きかけていた。




お腹を満たしたあとは、さてガレ場をどう進んで行くか。
ガレを詰めて行くと傾斜が増し、砂礫が固まったような斜面が立ちはだかっている。
ステップが利かなければずるっと行ってしまう。
こりゃ、草付きの左の尾根に逃げた方が無難。




草付きの急登をこなして行くと西鎌尾根に乗った。
西鎌尾根はあまり人の入らないルートだが十分な踏み跡が続いていた。
そして頭上を見上げるとお目当ての鎌のピークが青空に突き出していた。




その鎌のピークを踏む前に立ちはだかるのが痩せ尾根。
その痩せ尾根で何人かが落ちている。

古いトラロープが2本かかっているが、それは使い物にならない。たぶん。
新しく設えられたトラロープが一本。
支点はしっかりした木の根元に結ばれていたので大丈夫だろう。
持参のザイルを出さなくても済みそうだ。

YASSANがトラロープにカラビナを通して渡ったあと
後続を痩せ尾根からシュリンゲで引っ張り上げる。

最も狭いところの幅は10センチ足らずの砂礫で固まったようなナイフリッジ。
前後の少しでも幅広になっているところに足を運ぶと砂礫が崩れずに済んだ。
渡り終えてほっとするのもつかの間、立ち木を掴んで乗り越すのも難儀だった。







痩せ尾根を全員通過したあとは、鎌のピークを目指す足取りも軽い。




13時30分、鎌ヶ岳のピーク。
そのピークで恒例のメモリーショットを撮る。


今日の仲間は、佐野さん、YASSAN、ヨッシー、小生

ピークでパノラマを満喫したあとは、ニゴリ谷から下山。
ニゴリ谷にはかろうじてわかるような踏み跡やテープがあった。
道の不明なところは渡渉を繰り返したが
足下だけでも水に浸かるのが一服の清涼剤みたいで気持ちよかった。

15時50分、下山。

沢靴をぬぐと、雨上がりの鈴鹿名物が5匹もニョロニョロ!!!
献血はなかったのでよしとするかぁ!!!(爆)



  1. 2014/07/01(火) 14:27:29|
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