ヴァリエーションが好きやねん vol.2

人見谷遡行 14.8.24




ほぼひと月ぶりの山行である。
この間、立てたプランが雨のために何度も流れて
家では陸に上がったカッパだねと家人に言われていた。(笑)

● ● ●

土曜の夜、大台ケ原のドライブウェイの料金所跡で前泊。
沢を詰めたあとの下山地点がその料金所跡に近いということでセッティングした。

日曜の朝、一台の車をそこにデポし、
入渓地点のある大迫ダムに車を走らせる。
入之波温泉を過ぎると大迫ダムに架かる橋を渡って
いつもは蓮方面へ左折するが今日は右折。
右折するのは初めてである。

入渓地点の手前に車を駐め
準備をし、7時過ぎレディゴー。
左岸に作られた作業道を奥へと分け入って行く。

前夜雨が降っているので、ヒルの洗礼を受けるに十分な条件が揃っているが
誰もその洗礼を受けなかった。(笑)

適当な所で沢に降り立つ。

5mほどの水をたっぷりたたえた滝が出現。
直登できないので左岸を巻くと入渓地点から続く作業道に出た。
そのまま作業道を歩くことにする。




道なりに歩いていると対岸に渡る材木で設えた橋が架けられていたが
朽ちていて危なっかしくて渡る気持ちになれないので
橋の袂から再び沢床に降り立つ。




入渓時の渓相はやや暗く、奥へ進むにつれて木漏れ日が射すようになり明るくなった。
やはり沢は明るい沢がいい。

前方に高度感のある滝。
事前に得ていた情報にはなかったので、それを見た瞬間は面食らったが
枝沢から流れ込む滝だと判って、納得。

左岸の枝沢を右手に見る形で沢は大きく屈曲しこの沢の核心部に入ってゆくみたいだ。
このあたりの高度で580ぐらい。




水をたっぷりたたえた淵。
左を太ももあたりまで浸かりながらへつってゆく。
倒木をたよりに水中を進む手もありかなと思ったが
水深がありそうなので、全員へつりでクリア。




この人見谷の遡行レポは少ない。
その少ないレポに共通しているのは
台高の沢を体験するに十分な要素が詰まっていて
その沢を知るのに最適な沢だと。

情報通り、バラエティに富んだ滝が出現。




下に続く2枚の写真は同じ滝だとは思えない。
カメラの位置とアングルでこうも変るものだと再認識させられた2枚である。







溝状の滝。
油断すると水の流れに負けてしまいそうな水量。
両手をしっかりつっぱりながら登ってゆく。




平均年齢をぐっと下げてくれたはちえもんさん、はっちさんはシャワークライムに果敢にチャレンジ。
残りの三人は、シャワーはいやよとばかりに小さく巻く。(笑)




8mの滝はトップロープではちえもんさんが滝の際の右を攀じ、
後続はゴボウでシャワーを浴びながら攀じ登った。

水がほぼ垂直に落ちて来るので、水の流れの中にはガバがたくさんあるにもかかわらず
眼鏡が水に濡れて見えにくく、思いのほかザイルを頼った登りをしてしまった。




15mの滝は壁が立っていて、この沢の核心か。
その滝の前で、それぞれしばしのくつろぎタイム。







女性陣は滝の裏に回ってはしゃいでいます。




くつろいだ後は、この15mの滝の攻略にかかる。

左岸から大きく高巻いて尾根に乗るのがベストなんだけどなかなかの急斜面。
木の根をつかみ、立ち木をつかみながら十分に注意をしながら
急斜面を攀じ登って行く。

高巻きの途中で、なためさんが滝の落ち口あたりに行けないかと
トラバースをしながら偵察に行こうとしたが
リスクが高そうなので無難に全員高巻いて行くことにした。

高巻きを終えて沢床が見えるあたりまで来ると、
沢床に下りやすそうなところに見当をつけ再び沢床に降り立った。

高度870m付近の二つの滝。
左にあるのは簾状のハングした滝。
その右隣に10mの滝があり
ここは10mの左岸のルンゼに入って巻いてゆく。




巻いて行く前にその簾状の滝の前で恒例のメモリーショット。


今日の仲間は、ハチえもんさん、はっちさん、はらっちさん、なためさん、小生

二つの滝を一気に巻き終えるともうあとはシャワーを浴びたり
巻いたりするような滝はないはず。

水線も細くなり、ソーメンを湯がく水を確保するのはこのあたり(高度880)かなと判断し
ソーメンタイムに。(12時過ぎ)

そこで30~40分ほど腰を落ちつけただろうか。
遡行の再始動と言いたいところだが
足下が濡れるような遡行そのものはその時点で終了。

谷筋の進行方向を見やると10mぐらいの滝が立ちはだかっていた。
その滝の手前まで行き、左岸尾根に取り付くことに。

尾根筋に上がれば目の保養になるほどのブナの木がいっぱいあるのに
そんな余韻に浸っている余裕なんかなかった。
息が上がるほどの急勾配が続き、10分ほど足を運んでは静止し、
肩で大きく息をするような這這の体状態。




13時30分、山名版のない伯母ヶ峰のピークを踏む。

あとは登山道に導かれるように伯母峰峠をめざすだけだが
車道に降り立つ鉄梯子がなかなか視界に入ってこないので
刹那不安になることも。
その鉄梯子が見えた時にはメンバー全員ほっ!!!




14時30分、駐車地点に下山。

入渓地点に置いている車を回収に向かう途中、
ワイパーを忙しく回しても見えにくいほどの土砂降りの雨が落ちてきた。

遡行中に降っていたらと思うとぞっとした・・・。



  1. 2014/08/26(火) 01:10:02|
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