ヴァリエーションが好きやねん vol.2

大杉谷 14.10.25-26




日本三大渓谷の一つ。
その渓谷が錦繍に染まったらどんなに美しいだろうと計画を練ったのだが
期待とはうらはらにその紅葉を愛でることはできなかった。

● ● ●

今回の山行は山仲間とのクロス山行。
堂倉避難小屋で車のキーを交換し、下山後再び合流するというプラン。

25日の15時頃に大台ケ原の駐車場着。
紅葉詣での駐車場からはみ出た車が、路上の片側に整然と並んでいる。
僕たちが駐車場に着いた頃には、空きスペースも目立ち始めており
駐車スペースを確保するのになんら時間を要しなかった。

15時15分、堂倉小屋を目指してレディゴー。

途中、日出ヶ岳で一本入れる。
眼下の斜面には紅葉が広がり、紅葉に染まる大杉谷に期待を抱いた。




17時過ぎ、堂倉小屋着。
宮川から上がって来た山仲間とご対面。

堂倉小屋が先客で占められ使えなかったらどうしようという心配は取り越し苦労だった。
先客は一人だけだったので
その夜はところ構わずのイビキのオーケストラ状態だった。(笑)

翌朝、僕たちは6時45分にレディゴー。
三年ぶりの堂倉滝の前に立つ。

2週間前の戸隠山で滑って小指を脱臼したので
慎重と思えるぐらいの足運び。
同行のメンバーも足運びを見て今日はやけにゆっくりだなと。




慎重に足を運ぶも湿った岩の上はやはり滑りやすいなという印象を持った。
この印象は歩き終えるまで変らなかった。

同行メンバーの一人が滑って、肘を強打したが大事にいたらなくてよかった。
注意をしても滑りやすいのだからこの大杉谷は結構やっかいなところだ。
大台ケ原から下るより宮川の方から上がって来る方が滑るリスクは低いかも。




隠滝。
立ち木が邪魔になって、すっきりくっきりカメラに納まらない。
その立ち木のせいで全容を見せないから隠滝の名称が付いたのかなと
自分勝手に解釈する。(笑)




高度感のある吊り橋と落差の大きな滝。
歩き疲れた頃に目が覚めるような大きな滝がでぇーんと飛び込んで来る。

団体さんのお出まし。
桃ノ木小屋では200人くらい泊まっていたらしい。
その内の何分の一の人が登ってくるのだろう。




光滝。
光滝を過ぎた辺りで5人組のパーティの一人が落ちたという情報をすれ違う人がもたらした。
その現場に来ると、見下ろす川床には緊張感が漂っている。
落ちた人は、腰が動かせないとか。
はたしてどのように落ちたのだろうと考えてみたが
落ちるようなところでもないのに・・・。

救済すべくヘリコプターの音を聞いたのはそれから2~3時間経った頃だったろうか。




大杉谷通行止めの原因になっていた場所。
山ぬけなら土石流で埋まっているが、ここは大小さまざまな岩で埋まっていた。
ペイントでマークが記されているのでルートを見誤ることはない。









エメラルドグリーンを呈する水があまりにも美しい。
こういう水を見ると来年また堂倉谷を遡行したいなと。
期待していた紅葉の変わりにそれが随分と目の保養になった。




七つ釜滝。
その名前通り七つの釜を擁しているのだろうが、その全容を拝むことはできない。
迫力があって美しさは絶品である。




その七つ釜の前で恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、YASSAN、ヨッシー、小生

桃ノ木小屋、10時20分。今日は、随分と亀足状態。(笑)
そりゃかかり過ぎやろと言われそう。




平等クラ。
すぱっと切り立っていて、属性を削いだようなその壁面が凛々しく映える。
このあたりも紅葉が色付いておれば絵巻物のような景観が広がるのだろうが・・・。




ニコニコ滝。
ずいぶんと大小さまざまな滝が見飽きるほど出て来た。
滝が好きな人にとっては堪らないかも。







シシ淵。
誰が撮っても絵になるような神秘的な空間。




足下の滑りやすさは下山するまで気がぬけなかった。




千尋滝。
滝はずいぶん見たのでいくぶん食傷気味だったが千尋滝は別格。
そう、前景の黄葉と背景の千尋滝とのコントラスト。
こんな光景を随所に見られると勝手に思っていたんだが・・・。




14時30分頃、駐車地点。随分と時間がかかったかなと。




錦繍に染まった渓谷美を愛でることはできなかったが
大杉谷を飽きるほど堪能した今回の山行だった。。
  1. 2014/10/27(月) 23:14:40|
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戸隠山 14.10.11




当初は谷川岳の馬蹄型ルートを周回する予定だったが
台風接近により急遽行き先を変更する羽目に。
行程を短くすれば台風の影響を受ける前に周回できるだろうと戸隠山に決定。

● ● ●

11日の夜、上信越の某SAで仮眠。
翌朝、登山口になる戸隠奥社の駐車場に向かって車を走らせる。
無料駐車場は空きスペースが二、三台ある程度でほぼ満杯状態。
準備をして7時にレディゴー。

戸隠奥社へ続く直線的に伸びた参道を分け入って行く。
朝もやに煙る参道の両側には整然と杉の木が天高く伸びていた。
参拝とウォーキングを兼ねた地元の人らしき人たちとすれ違う。




戸隠奥社の境内で一本入れる。
視線を戸隠山の稜線にやると、お目当ての紅葉も色付いて申し分なし。




戸隠奥社の左に取り付きがあり、計画書を投函。

今日はさほど時間に追われるような周回ではないのでゆっくり景色を愛でながら行こうと。

参道歩きで30分ほどウォーミングアップ程度の歩きをこなしているので
急な登りもなぜか今日は苦痛に感じない。




五十間長屋と百間長屋のおでまし。
それらの名前の由来には関心を持ち合わせていないが
頭上を見上げると岩壁が立っており
その基部を人が通り抜けるようにくり抜いたようになっていた。




高度を稼いで行くと、鎖場が随所に出て来た。
傾斜もあり、鎖場が好きな人にとってはたまらないかも。

僕はできるだけ、鎖を使わないような登りを心がけたが
ホールドが見つかりにくい所では思わず鎖に手が伸びた。(笑)




胸突き岩。
蟻の戸渡りの手前あたりの岩稜にペンキで進入禁止の×マーク。
にもかかわらず鎖はついているので
メンバー三人行ってみようかと。




その上は両側はすぱっと切れ落ちており
立ちすくんだ状態から腰をのばすのに少しおっかな状態。




そこから眺める八方睨から西に伸びる本院岳と西岳。
その形には食指を十分そそられた。







鎖場はまだまだ続く。







蟻の戸渡り手前の最後の鎖場




蟻の戸渡りと剣の戸渡りの全容を見渡せるところに立つと
蟻の戸渡りを渡るのに順番待ち状態。

共装としていちおう30mザイルを持って来たが
それの出番はないみたいだ。
ザイルがなくてもそれぞれがそれぞの力量に応じた渡り方をすればいいかと。

蟻の戸渡りの先に数メートル足らずの剣の戸渡りがある。
その剣の戸渡りのわずか1m足らずを渡りきるのに
さすがに跳び箱を跳ぶような姿勢を取らなければ通過できそうもない。
そこを立って通過する人もいるようだがその勇気は持ち合わせていなかった。







通過して来た後ろを振り返ると、順番待ちは見事に解消されていた。




八方睨、10時30分。

八方睨では腰を落ち着けた人たちで賑わっていた。
その名前通り、眺望は360度すこぶるいい。
途中で心を心を奪われた西岳方面への道標もある。

西岳に過去2回登ったという会話が耳に入って来た。
一見ザイルが要りそうな形をしているがそれは要らないとか。
ただ鉄梯子などがいくつもあってハードであることは確かだとか。




八方睨で青空をバックに恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、ミントさん、ハラッチさん、YASSAN、小生

11時過ぎ、戸隠山のピークで昼食タイム。
そこには僕たちより少し年上の栃木の10人ぐらいのパアーティがかしましく陣取っていた。
その賑々しい言葉のやりとりにはただただ感心するばかりだった。

思い返せば登山口から出会った人たちは大半が60を過ぎたような人たちが多かったが
戸隠山はそういう山なのかと。(笑)

昼食タイムを終え、九頭竜山を経て一不動避難小屋に向かう。

北側から眺める南西の位置の蟻の戸渡り。
遠景にするとまさしく人が蟻の形をして歩いている。




一不動避難小屋をあとにして下ってゆく大洞沢の北斜面に染まる紅葉。




大洞沢の下りにはいくつかの鎖が設えてあった。
その足下には滑るような水が流れており鎖を持ちながら慎重に下っていかなければならないところも。




細心の注意を払いながら下っていったにもかかわらず
平坦な石の上で足を滑らせてしまい尻餅をついた。
思わず石の上に置いた右手の小指に激痛が走った。
小指の第二間接のところが瞬時にして腫れ上がり
くの字形をして外を向いている。
痛みは我慢できる範囲であったので
腫れさえ引けば痛みも引くだろうと独り合点したが
同行メンバーが下山したら救急病院へ行って診てもらわなければと。

信濃町病院に連絡をとり診てもらったら第二間接で脱臼していた。
たまたま整形外科の先生が在院で
くの字に曲がっていた小指は元通りの形にもどった。

下山後は温泉に入って汗を流し、
予約していた戸隠イースタンキャンプ場のログハウスで
小宴会をする筋書きが二時間遅れとなってしまったが
病院まで同行してもらったメンバーには感謝の気持ちでいっぱいだった。

翌朝、宝ヶ池を見にゆく。
そこには景色を映さんとばかりの人だかりが戸隠山と向き合っていた。

台風接近で予定変更をした山行であったが、
お目当ての紅葉とどんなところか一度は歩いてみたいと思っていた戸隠山、
十分すぎるほど満足を得る山行だった。






  1. 2014/10/13(月) 16:24:37|
  2. アルプス他、大阪から遠い山
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