ヴァリエーションが好きやねん vol.2

赤岳~硫黄岳縦走 15.3.21-22




前回のチャレンジは、四年前の一月。
今回の逆回りだったが、硫黄岳で強風と視界不良のため撤退。
山肌はその時と比べものにならないほど露にしているが
高度を稼ぐにつれて目に入ってくる山容は青空をバックに美しかった。

● ● ●

土曜日、昼前に美濃戸口に着くが
美濃戸の駐車場が満杯なので奥まで入れない。
入れないとなると、片道約一時間の林道歩きを余儀なくされる。
これは少しつらいがしようがないかと。

美濃戸口から行者小屋へ。
行者小屋前のテント場はカラフルなテントでいっぱい。
僕たちは、今回小屋泊。

前回泊まった赤岳鉱泉と同じ系列の小屋なのでメニューも同じということ。
夕食は、前回と同じビーフシチューだったが二重丸。

日曜日の天気は、予報通りドンピシャの快晴になりそう。
小屋の窓から外の様子を窺うが上空に青いものが見え隠れしている。
青空が支配的になるのは時間の問題だろう。

7時30分、レディゴー。
無雪期だと赤岳のピークまでエアリアでは2時間だが
プラス30分見積もれば行けるだろうと踏んだ。

文三郎尾根は、トレースもしっかりついており
傾斜もさほどきつくはなく、歩きやすい。




刻々とガスが晴れて行くのが手に取るようにわかった。
前回見た時にその山容に触れて感動した大同心もその姿を露にしはじめている。




まずは目指すは赤岳。
主稜に取り付いている幾つかの若ものたちのパーティ。
大きな声でかけあっているのが耳に入ってきた。




右手に神々しく輝く阿弥陀岳。




高度と角度を変えて中岳から阿弥陀岳。




すっかりベールを脱いだ横岳から大同心。




足下は気温の上昇もあってアイゼンがしっかりと利く。
アイスバーンの登山道を想定して多少手こずるかと思ったが
すこぶる順調に高度を稼いできた。
見上げればピークもあと一踏ん張りの射程内に。







十年前の無雪期に今回のルートを周回しているが
あっけなくピークを踏んだので幾分拍子抜けの感じ。(笑)
時計をみやるとエアリアの夏道タイムで上がってきていた。

青空をバックにしたピークには先着が数人。
無風で実に気持ちがいい。
そのうちの一人にシャッターを押してもらった。



今回の仲間は、YASSAN、なためさん、こじろーさん、小生




今回の難所の一つと見ていた赤岳の下りは
難なくスムーズにおりることができた。




核心は横岳。
その横岳に向かって歩を進めてゆく。




横岳の手前に鋸の歯のようなピークが続く。
梯子があったり、トラバースをしたりと
危険なゾーンに突入で気が抜けない。




そのうちの一つ、斜面がたっているので
確保用にザイルを出す。







振り返りし赤岳、中岳、阿弥陀の稜線。




指呼の先に横岳のピーク。
幾人かが立っているのがわかる。

11時50分、横岳ピーク。
横岳のピークまでの難所は想定内だったのでさほど緊張するところもなかった。




さあ下り!!!

窮屈なごつごつした岩場を鎖を頼りに慎重に下る。

稜線の左から右へ抜けてやや行くと開けたところにナイフリッジの出現。
このナイフリッジが最大の核心。
立った岩壁にかろうじて20センチほどのトレースがあるが足下は切れている。
そしてそのトレースも気温が上がって緩めば、
何時足下から崩れてもおかしくないような際どい感じ。
しかし、そこを越えなければ先には進めない。

ザイルを出し、なためさんがトップで行き、確保する。

トップの姿が見えないほど、30mザイルをいっぱい伸ばす。
後続はカラビナスルーで岩をへつるように通過。

その岩場をやりすごすと、あとはフラットな硫黄岳が眼前に。




硫黄岳の近くにくると青空が広がっているのに
身もよろけるほどの強い風の洗礼を受けた。
この風は季節を問わず吹き上がって来るのか。

空腹を補うべく、硫黄小屋の東側に回って風を避け、行動食を簡単にかき込む。

もう難所はない、一路下山へ。







17時、美濃戸口下山。
赤岳鉱泉から駐車場まで長いことと言ったらありゃしなかった。

今シーズンの雪山は天気に恵まれなかったが、雪山の締めになる今回の縦走を
青空の下で終えることができてよかった。
あっ、まだ五月の連休に雪のあるところを求めて行くかも。(笑)
  1. 2015/03/24(火) 00:09:12|
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上谷山スノーシューハイク 15.3.8




上谷山は2年間、机上であたためていた山。
天気予報は直前までめまぐるしく変ったが
日曜日の福井の予報が、曇りのち晴れ。
こりゃ行けるでとスタンバイ。

● ● ●

土曜の夜、某所で前泊し、翌朝取り付き口の広野浄水場に向かう。
浄水場前は残雪が多く、道には車を駐めれそうなスペースがなかったので
Uターンし、R231沿いに車を駐め、7時10分レディゴー。

天気予報は曇りのち晴れだから、午後からでも青空がのぞいてくれたらええやろと、
希望的観測にすがり、植林帯を登ってゆく。

前日降った雨の影響で多少歩きにくいかと思ったが
雪はしまっており歩を進めるには十分なコンディション。




取り付きの高度が250で上谷山はほぼ1200。
高度差950はけっこうな数字である。
加えてスノーシューを装着してとなると負担は何割かアップする。
そのスノーシューを高度500辺りで装着。




視界は高度を稼ぐにつれてガスが濃くなってきたが
二人の先行者のトレースがしっかりあったので
要所でGPSを確認しながら歩を進めて行く。




視界が曇ったり、少し明るくなったりの霧中。
先行者のトレースがなければ、撤退の二文字が頭をよぎるところだが
その二文字が頭をよぎることはなかった。
江越国境までは明瞭な一本調子の尾根筋なので視界が悪くても大丈夫かなと。




天気予報はどないなってんねんとぼやきたくなるところだが
黙々と歩を進める。

視界不良の中、風のないのが救いだった。
もしも冷たい風が吹いたり、雪が舞ったりしていたら
早い時点で撤退していたかも。




手倉山、10時20分。
どこがピークだかわからないほど稜線上の積雪はたっぷり。
こぼれ落ちんばかりの張り出した雪尻は4mぐらい。




江越国境にのる。
バックに青空が広がっておれば
素敵な景色が広がっているだろうと思わしめる墨絵の世界があった。




11時50分、上谷山のピーク。
だだっ広く、遮るものはなにもなく晴れていればパノラマを堪能できそうなところ。
だが今日は生憎それができない。

先行者が一人。
先行者にカメラのシャッターを押してもらい集合写真を納める。
撮ってもらった写真をファインダーを覗き込むと
ガスに煙って寒々とした雰囲気。

それまでなかった風が少しでてきた。
汗をかいた体を一気に冷やしそうなので
風のない所を求めて足早にピークをあとにした。

ピークから少し下ったあたりに
風も幾分おさまったところがあったので、そこで立ったままで行動食をかき込む。

その時、頭上を見上げると、誰かが「あっ、太陽や!」と。

鉛色の雲の中に太陽がおぼろげな小さな円を描こうとしてしていたが
それ以上広がることはなかった。

しかし、いつの間にかガスも晴れ、明るさも増してきたので
恒例のメモリーショットを改めて撮り直すことにした。



今日の仲間は、なためさん、ミントさん、YASSAN、こじろーさん、山けんさん、小生

もう今日の山行はこれで終わりだと気持ちは下山へ一直線。
ハレテオレバ、アシドリモルンルンヤッタノニネ、ザンネンムネン。







登って来る時には、視界の中に浮かんでこなかった
彼方の尾根筋もすっきりと。




下山時に目をひいた宿り木。
ブナの木に根を下ろしていたが
大峰・台高ではあまり見かけないものなので目をひいた。




15時50分、駐車地点へ下山。

視界不良の中を歩いたので宿題を残した気分。
来年、晴天狙いでその宿題を片付けに行かなくっちゃ!!!



  1. 2015/03/10(火) 12:52:56|
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