ヴァリエーションが好きやねん vol.2

持経の宿~中八人山ピストン 15.11.21-22




今年は例年と比べて冬の訪れが遅いのに、お山はすっかり冬の装い。
奥駈縦走路から外れ、落ち葉で埋め尽くされた人臭くない稜線歩きを堪能した。

● ● ●

21日の夜18時頃持経の宿着の予定が2時間遅れの20時着。
想定外のR169の迂回などがあって
池郷林道のゲート前に着いたのが18時45分。

ヘッデンを灯しながら持経の宿を目指して
全員早足で歩を進める。

1時間15分歩いて、持経の宿に着いたのが20時ジャスト。
小屋内にはソーラー電池による蓄電の設備がなされており
蛍光灯のついたのには、みんな歓声を上げた。

鍋を囲み、いつもと違って残る食材も今回はすっかり片付いた。(笑)

翌22日は5時起床。
6時15分、小屋を後にし奥駈縦走路を北に向かう。
夜はすっかり白んでいるが、ちょっと曇り空。
天気予報では昼から降水確率が上がっているのでいそがなくっちゃ!
余計な荷物は小屋にデポしているので肩はすこぶる軽い。




小屋からは緩やかな傾斜が続く。
最初のピークが阿須迦利岳(あすかりだけ)。
今回のルートは距離は短いが、尾根道と言えど適度のアップダウンがある。




阿須迦利岳を下って登り返すと証誠無漏岳(しょうじょうむろうだけ)。
「証誠無漏岳」って読めない。
今回同行のメンバーの中に、奥駈縦走路をを走破した強者2人いるので
その読み方を乞う。

ちょっとした鎖場が唯一一カ所。
奥駈縦走路でも南部のアップダウンがきついとか。





証誠無漏岳から進路を西にとる。
奥駈縦走路を外れる分岐点。




前方に広がる視界が一気に変わる。
奥駈縦走路の険しそうな道と違って
たおやかな景色が広がっている。
木々の葉はすっかり落葉し、立ち木の直線的な様は
ビュッフェの絵を想起させる。

惜しむらくはガスが•••。




ガスはちょっと予定外だった。

広くて歩きやすい稜線である。
ヒメシャラの木が実に多い。
前方に広がるゆるやかな斜面を見ていると、気温が下がって霧氷がつくと
えも言われぬような煌めきの世界が広がるのだろう。
冬季にそれを見たさにここまで足を運ぶのは大変だろうが•••。













北に目を転ずると特徴のあるピークを主張する釈迦ヶ岳。
持経ノ宿から釈迦ヶ岳までは一日で歩けるので
クロス縦走をしたかったが今年は実現し得なかった。来年こそ是非•••。







中八人山の手前に奥八人山のピーク。
それは難なくたどりついたが、中八人山のピークは急斜面。




中八人山、9時45分着。
朝が早かったので、時間的には早いが食事タイム。
その前に恒例のメモリーショット。



今日の仲間はYASSAN、なためさん、hidetyan、山けんさん、ハラッチさん、小生

名札ほどの山銘板がぶら下がっているだけのピークだったので
写真右三人による人文字を作成。(笑)

八人山には、それぞれに奥、中、南、西、下の冠がつくピークが五つあるが
西、下はさておき、南八人山から南東の尾根を白谷林道に下りたかったのだが
その白谷林道が荒れているみたいなので
周回はやめてピストン山行に落ち着いた。







下山時になると、空に青みが広がってガスも晴れてコントラストが鮮やかになってきた。




13時45分、持経の宿。
デポしておいたザックに荷物を詰め直し、駐車地点に向かう。




15時、下山。



  1. 2015/11/24(火) 13:36:14|
  2. 大峰の山々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

毘沙門谷~ダイラ 15.11.7




ダイラは四年前の一月、積雪期に阿蘇谷からピストンしている。
その時は、スノーシューを装着し、ラッセルしながら多人数で登って行った。

今回は毘沙門谷を経由してダイラへ。
毘沙門谷は初めての谷であったが
炭焼き跡がいくつもあるような谷で、
何度も渡渉を繰り返すが源頭部まで歩きやすい谷だった。

● ● ●

時山集落の入口に5台ほど駐車できるスペースがあったので
そこに車を駐め、8時25分レディゴー。

駐車上の前に民家のおばさんが出ていたので
「ここに車を駐めてもいいですか」とひと言声をかけ了解を取り付ける。
「昨日は、ようけ登山者が来よったが、あんたらどこへ行くん」
「毘沙門谷から入り、ダイラへ行きます」
「えらい距離を歩くんだね。気をつけて」
こんなことばのやりとりを交わして、時山集落をあとにする。

時山多賀線をてくてくと歩いて行く。
車道に沿って色々な建物がある。
元小学校跡、そしてコミュニティホールと看板がかかっているが
土ぼこりが堆積して今は使われてなさそうな建物。
道路に面す斜面に建っている民家はアルミサッシが外れたままで
生活の臭いがない。
・・・・・。

下の写真の左が毘沙門谷に通じる旧道になるのだが
それに気付かずそのまま通過してしまう。
車道から左手に毘沙門谷が見えているのだが
下りる道が見あたらない。
気付かずに来てしまったのか・・・。
車道から傾斜のある斜面を強引に下りる。
谷まで下りて、倒木で埋まった所をアスレチック並みにかき分けながら行くと
あった!今にも折れてしまいそうな木製の朽ちた橋が。

それは旧道に繋がっているので、やはりどこかで旧道に入るところに気がつかなかったのだ。
下山後に、車でもう一度確認しに来よう。

毘沙門谷の前に立ち、気持ちを入れ替え
再び「レディゴー」の気分。(笑)




苔むした岩々。
渡渉を何度も何度も繰り返しながら上がって行く。
谷のあちこちに炭焼き跡を示す石積みが多く散見された。




生活と結びついた谷だったのだろう。
明瞭な道こそ風化して今はもうないが、歩きやすい谷である。
滝もないので、高巻きをするようなところもない。




源頭部近くなると木々の紅葉が目に入ってきた。
標高の低いここは予想通りまだ残っていた。




稜線に上がるのもさほど息が上がることもなかった。
今日はあいにくの曇り空で青空が広がっていない。

ダイラの頭には標識がないが、そのピークを過ぎてコルに下りた時、
刹那、雨滴を認めたので三国岳へ行くことをあきらめる。
もしも三国岳への往復の最中に雨の洗礼を受けたら
楽しみにしていたダイラでひと時を過ごすことが台無しになりかねないと思ったから。







ダイラへは阿蘇谷の550の二股になっている右股に下りてゆく。
一見滝でもありそうな雰囲気だったが
沢芯にはいくつかのケルンがあって、選択したルートに間違いはなさそうだ。




ダイラは広く、そこに銘板があるわけでなく
自然林の宝庫みたいな所である。
ブナの大きな木こそないが、荒れた雰囲気もなく
人っ気もなく、今日は僕たち三人だけの舞台である。(ウヒョッー!!!)







昼食をとりながら、ダイラはいいねと、三人が異口同音に繰り返す。

そのダイラで恒例のメモリーショット。



今日の仲間は、なためさん、ハラッチさん、小生

昼食のあとは、進む方向だけを決めて歩をすすめる。
だだっ広い地形なんで地図が読みにくい。
GPSだけがたより。
あらぬ方に進むと、「そっちと違うんとちゃう。」と
方向をただす声が飛ぶ。










ダイラではテープ類を見かけなかったが、
びわ池に通じる北東に伸びる稜線に乗ると必要以上のテープがあった。

午後2時50分頃、下山。
三国岳へのピストンを端折った分、はやく下山することができて
体もずいぶんと楽だった。

下山後、時間的にも余裕があったので
懸案の取り付きを確認しに行く。
車道から強引に降り立ったところより、それは手前にあったのだが
やはり見落としがちなところだった。
道標でもあれば通り過ぎることもなかったと思うので
手書きの道標でも欲しいところだ。
もしも次回行く機会があれば手書きの道標でも作って持ってゆこうかな。



  1. 2015/11/08(日) 17:38:40|
  2. 鈴鹿の山々
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5