上空は太陽の光線を遮断するほどの黄砂が厚ぼったい層を形成し
車のウインドウガラスには黄砂が歴然とするほと堆積していた。
しっかし、マヨイダケとはなかなか含蓄のある山名である。
午前8時15分にスメールの南側にある洞窟美術館前の駐車場に車をとめた。
8時30分スタート。
取り付きから見る飯盛山の北ピークが急峻な線を上空に向かって描いている。
この鋭角な線を前々から登りたいと思っていた。
登りは、やはりきつい。809メートルのピークまでは30~40分間隔で休憩をとった。
しかもあまりの急登にふくらはぎ辺りがやや張り気味になってきた。
ところどころにトラロープがあったりする。
オーバーハング気味の露岩もあり、慎重に乗越えて行った。
809のピークからは、飯盛山のピークが見えたが、
809と飯盛山の山容は相似形なのか
あまりにもよく似ている。
尾根通しの歩きなので、北西の風がこたえた。
帽子は左手で飛ばされないようにしっかりひさしを持ちながらの歩行であった。
うなるような風に時には身体がよろけそうになり、台風かとみまがうほどのものであった。
樹木の根株が土ごと動いているのを見て、びっくりした。
風は強いだけでなく、時間の経過とともに指先が冷たくなってきた。
809メートルのピークからは多少のアップダウンがあるが飯盛山までは楽であった。
飯盛山のピークに10時20分着く。
ここからは展望がきかない。
12時ジャストに迷岳に着く。
迷岳からはガスと黄砂のため展望がきかないが
ブナの疎林がピーク周辺をおおっており、しかもゆったりとした広さを擁しているので
雰囲気が実に良かった。
ピークの南北に3メートルほどの段差があり、
そこで食事をとったがその段差が北西の風を遮る風よけになった。
ビールと、焼酎のお湯割り等で1時間くつろぎ13時に下山に向かった。
1079mの分岐まで戻り、唐谷林道経由の下山であるが、
枝打ちされた枯れ木が下山道を覆っていて、道が判別しにくい所があり
ともすると迷い尾根に入りやすいので、地図とコンパスは必携であった。
唐谷の沢を渡渉したあたりから林道までいろいろな表情をもった滝が出て来た。
三の滝、50メートもあろうかという斜瀑etc
こんな滝が見れるとは想定外だった。
15時30分に下山し、スメールの温泉に浸かり
汗を洗い流し帰阪した。
- 2010/03/22(月) 15:40:19|
- 台高の山々
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ユーエスさん、ご無沙汰です。私のブログにユーエスさんのコメントがあってびっくりしました。誰にも言ってないのにどこで見つけたのか不思議・謎ですね。
最近のユーエスさんは私には別世界の人ですよ。
山や沢もそうですが、写真も迫力ありますね。ちょっと分けてほしいなぁ~。
あの強風の中、山登ったんですね。私は孫たちを公園へ連れて行ったんですが、吹き飛ばされそうでした。今年4回目の姫路行きです。
また、山へいっしょできるのを楽しみにしてますよ~。
- 2010/03/24(水) 19:48:00 |
- URL |
- プライム #79D/WHSg
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プライムさん、書き込みほんまにありがとうございます。
プライムさんのブログ、お気に入りに入れて、
時々覗かさせていただいております。
そして、忘れかけている英語が時々蘇ってきます。(笑)
久しぶりにプライム節、聞きたいなぁ!!!
そのうち、山行き、またご一緒しましょう!!!
- 2010/03/24(水) 21:29:00 |
- URL |
- ユーエス #79D/WHSg
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